親も普段と違うことを楽しんでみる
子どもがもっとも影響を受けるのは、いちばん近くにいる親、多くの家庭ではママですよね。
ママがアウェーを楽しめるようになれば、自然と子どももそうなるのではないでしょうか。
大人になると退屈を感じにくくなりますが、もしも毎日同じようなことをしているにもかかわらずそうなのであれば、要注意なのだそうです。
もしかしたら、ホームに安住しすぎて、退屈を感じることすらできなくなっているかもしれませんよ、と茂木さん。
子育てというのは、自分よりも小さなものを守る時期でもありますから、なにもものすごい冒険をすべき、と言うつもりはありません。
が、生活の中で、ちょっとした変化をつけることはできるのではないでしょうか。
たとえばいつもと違う散歩道を歩いてみたりするのはどうでしょう。名前を知らない花が咲いているのをみつけて、あとで子どもと図鑑で調べてみよう、ということになるかもしれません。
ファッションも、どうせ子どもと一緒なのだから汚れても構わないいつもの服、とあきらめずに、今まで着たことのない色味に挑戦してみるなど、楽しみをみつけることは可能なはず。子どもにとっても、ママが素敵な格好をしていることはうれしいものです。
他にも、PTAや自治会の活動に関わってみるなど、身近にアウェー感を生み出すことを意識してみてください。
まとめ
これからどんな時代になっていくか、それは誰にもわかりません。ですが、自分で物事を考えられる大人になれれば、多少の困難も楽しめるようになるのではないでしょうか。
子どもにそんな大人になってほしいのであれば、やはり子どもが自分で経験を積まないことには始まらないのです。
その経験の多くが、大人にとっては「たかが遊び」であったとしても、それが将来「アウェーで戦える力」になるのですね。