店主に直撃!
ドキドキしながら、「電話では取材を断られたので、直接来ました」と男性に告げる。男性によると、いつも取材は断っているそうだ。しかし、はまれぽの主旨を説明すると、今回は「特別に取材OK」との返事が!
男性は店主のやないさん。ご夫婦で「ジャンボラーメンやない」を経営している。同店は23年ほど前に創業。港南台に出店したのは「たまたま土地が見つかったから(笑)」とのこと。
「ジャンボラーメン」という店で修業をしていたやないさんは「その屋号を引き継いだ」という。屋号にはご自身の名字を入れているが、(さかさまにして)ジャンボラーメンいなやにしようと思ったこともあるとか! でもやっぱり「さかさまにしなくてよかった(笑)」と思っているそう。
ここでラーメンのこだわりを伺うと「特にない」と謙遜するやないさん。だが、さらに伺うと、「仕込みは毎朝7時半から」「いつも14時間くらいは(店に)いる」とのこと。
“毎日丁寧に仕込みをする”。これこそが、やないさんの“こだわり”なのだろうと推測する松宮。
ラーメンは“塩・しょうゆ・みそ”の三種類。やはり“しょうゆ”が一番人気らしい。(しょうゆの)スープはしょうゆのほか、とんこつ・鶏・野菜を使用。「さっぱりとして食べやすい」「まろやかで甘みがある」と評判だ。
「ラーメン」は創業23年以来、“ほぼ据え置き”。消費税が導入された際に「税の分値上げしただけ」だとか。なんとも良心的だ。
チャーシューは丸一日仕込んでいる。甘めの味についてやないさんに尋ねると、人間的に甘いから「甘いのが好き(笑)」と答えてくれる。とってもお茶目!
そもそもなぜ「スーパージャンボラーメン」を出そうと思ったのか? やないさんに伺う松宮。すると「何か店の目玉になるようなものをと思った」とのこと。ちなみに、「スーパージャンボラーメン」は普通のラーメンの3倍ほど。
創業以来、「スーパージャンボラーメンを食べた女性はいない」とやないさん。つまり、「スーパージャンボラーメン」を食べた女性は松宮が初めてらしい。ますます“ものすごく食べる人”と認識されてしまいそう・・・。
客層は近所の人から都内や他県の人までと幅広い。宣伝などは一切しておらず、評判は口コミで広がったそうだ。
ふと、壁の賞状が目に留まる。尋ねると、「ちょっと自慢なんですよ(笑)」とやないさん。
区内でもらえるのはわずか20軒ほどという“優秀賞”。
衛生的で品質管理が優れていると表彰されたこともあるそうだ。
あらためて店内を見渡すと、店内は清潔感にあふれている。毎日丁寧に仕込みをし、お客さんに誠実に向き合う。やないさんの姿勢が垣間見えた。
取材を終えて
「ジャンボラーメンやない」の「スーパージャンボチャーシューメン」は普通のラーメンの3倍あり、完食するのに苦戦した。だが、ラーメン自体は昔ながらの味でとても丁寧に作られており、おいしかった! 今度は違うメニューを食べてみたい!
―終わり―
店舗情報
住所/横浜市港南区港南台6-4-11
電話番号/045-834-3013
営業時間/11:00~21:00
定休日/木曜日
※本記事は2014年6月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。