
そば屋のカレーはウマい。事実、そばに迫るほどの割合でカレーのオーダーが入る店は少なくないそうだ。調査してみると、カレーのほかにも「そば以外のメニューを売りにしているそば屋」は意外と多いことが分かった。そこで、そんな独自路線を進むそば屋を訪れ、気になるその味をレポートしていこう。
1日2000個のメロンパンを売るそば屋「浅草 花月堂」

まず始めに紹介するのは、そば屋なのに焼きたてのメロンパンがバカ売れしているとウワサの「浅草 花月堂」。下町情緒あふれる浅草の街で、昭和20年から愛され続けている老舗そば屋だ。
なんでも、ここの「じゃんぼメロンパン」の人気は凄まじいらしく、週末には1日2000個以上を売り切ってしまうこともあるのだとか。
筆者がお店を訪れてみると、店頭では浅草感100%(?)の粋な店員さんが「ジャンボめろんぱん」を販売していた。どうやら、そば以上にメロンパンを推し出しているというウワサは本当だったようだ。
しかし、ここまで割り切って堂々と「メロンパン」を推されると、「そばとメロンパン」という組み合わせに違和感を抱いていた自分の方が間違っていた気になるから不思議だ(笑)。
さっそく店内に入り「大えび天ぷらそば」(1,000円)と「ジャンボめろんぱん」(200円)をオーダーする。
注文を待っている間に店内を見渡してみると、浅草という土地柄か観光の外国人ファミリーがとても多い。ここで驚かされたのが、彼らが何の躊躇もなく、そばとメロンパンをセットでオーダーしている点だ。……もしや花月堂のメロンパンは、ワールドワイドに知れ渡っているジャパニーズフードなのだろうか?
そんな疑問が頭をよぎったところで、いよいよ「ジャンボめろんぱん」が登場!
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