チーム・団体やアスリートを支援するスポーツ専門クラウドファンディングを展開するスポチュニティ株式会社(東京都中央区、以下スポチュニティ)は、The Power CUP2025運営委員会が主催する「女子サッカーの未来を変えよう!日本選手をドイツへ送り込め#U17女子国際大会」のクラウドファンディングの支援募集プロジェクトを明日2月7日18:00より実施します。
▼プロジェクト詳細はこちら▼
https://www.spportunity.com/ibaraki/team/1002/detail/



1. クラウドファンディング実施の背景と想い
「当たり前」を疑うことからはじめるー社会学的視点
―どうして女子サッカーのトーナメントなのか
20年ほど前に渡独し、現在もデュッセルドルフ大学で社会学のジェンダー研究を続けている。実のところ自身のサッカーの経歴はない。学生時代は水泳・陸上・トライアスロンと競技スポーツをしてきたが、選手として男女待遇の格差を感じたことは一度もなかった。翻って、サッカーの世界では、男女の置かれている環境が、あまりにも差があることに違和感を覚える。このジェンダーギャップを解決していくためには、男子サッカーの環境とフェアな同等のプラットフォームが必要だと思った。しかし、選手たちはその格差をあまり意識してない。むしろ、サッカーをプレイできる環境があることに満足をしている。当事者が「当たり前」と据え、「当然」として受け入れてしまっている。この現状を、第三者であり社会学者である私が変革をおこすきっかけを作るしかないと思った。なぜなら、女子サッカー選手の育成環境の遅れが、ジェンダー格差を生んでいる。しかし、その環境改善に誰も声を上げ、行動してこなかった。アカデミアで理論武装しても社会は変わらない。理論ではく実践でこの現状を変えたいと思った。女子の国際大会を自身が住むドイツ・デュッセルドルフで立ち上げようと思った。

―なぜU17に限定したのか
女子ユース世代は国際大会の機会は少ない。プロを目指すためのキャリアの選択肢が早い段階で提供されていない。特に進路を決めるユース世代(U17)の選手たちには、より多くの世界を見せ、キャリアの選択肢を増やす機会が必要だ。この大会を通して、海外選手たちや海外文化とふれあい、日本だけでなく、世界は広いこと、価値観は多様であること、もっと選択肢があることを体験し気づいて欲しいと思った。また、同年代の男子の国際大会は頻繁に開催されており、ここデュッセルドルフでもU19国際大会では、高校選抜チームが招待され毎年招待されている。だが、女子の国際大会がない。
女子サッカーの未来をつなぐ、一歩をここドイツ・デュッセルドルフから

―なぜドイツ・デュッセルドルフなのか
仕事でミーティングをしていたデュッセルドルフ市役所職員のドイツ人に、女子サッカー国際大会についてふと尋ねると、まだ開催されたことがないと言う。トライアスリートの私は男子があって女子に同じ機会がないことに深い疑問を抱いた。そこで、スポーツ局にこの国際大会の企画を持ち込んだところ、デュッセルドルフ市としても、ジェンダーの平等や女子アスリートのエンパワーメントをいかに実現させていくかを考えていたため、お互いの考えが一致した。また、田中碧選手も在籍していた地元名門サッカークラブ・フォルトゥナ・デュッセルドルフの女子チームのトップにも企画を情熱を持って持ち込んだところ、まさに私たちが今求めていたものだ、ぜひサポートしたいという賛同の声をもらった。自治体・地元サッカークラブを巻き込み、このプロジェクトがスタートした。

―ビジネスとしてのポテンシャル
またここデュッセルドルフは日本企業が多く、日本人にとても理解のある都市である。日本デーやドコミ(アニメ系メッセ)が開催され、Little Tokyoと呼ばれる日本食を中心としたレストラン街もある日本文化の比較的馴染んだ街である。この街だからこそ、デュッセルドルフに長く住む日本人である強みをいかして、スポンサーを始め日本企業の協力を仰ぎやすい。ドイツ・アメリカ・日本の女子高生が集うこのサッカー国際トーナメントは、ただサッカーする場ではなく、B2Cの企業にとっては、ポテンシャルの高いJKマーケティング(女子高生)ができる絶好の場だ。主催者として、JKサッカーに留まらない文化交流のイベントにしたいと思っていた。

ーサッカー出身ではないからこその発想を強みに変える
ただサッカーをするだけでは私個人的にはつまらない。せっかく3カ国のJKが集合するプラットフォームをもっと生かしたいという思いが強かったため、地元企業や日系企業にスポンサーには社会貢献・地域貢献の側面とともに、JKマーケティングの観点から企業を口説き落としていった。デュッセルドルフに本社を置くブリックニーグループは、欧州でラーメン匠を始め日本食店を80店舗以上構える企業は、おにぎり、ラーメン、カレーといった日本食の出店。また地元ホテルチェーンのLiving Hotelは、豪華な朝食のビュッフェ付きで四つ星ホテルの部屋を提供し、将来のお客様層をティーンの時から囲い込み、大会中のJKパーティー含め、全力で大会をサポートしている。このように女子アスリートの地位向上を口先だけで唱えるのではなく、JKのマーケティングの場として大会価値を高め、商業的価値を見出すことで女子サッカーに旋風を巻き起こそうとしているのだ。この発想は、サッカー出身でないからこその、外部的発想である。

サッカーボールで常識を蹴り飛ばす
ーサッカー大会を立ち上げた経緯は
かつてサッカーは「男子のスポーツ」として認識されてきた。女子サッカーは一部の女子たちの「趣味」として軽視されている傾向にある。中学校入学時に、サッカー部に入りたい親友の女子生徒と、サッカー部顧問のもとに入部をお願いしに行くと、女子だからという理由で入部を断られた時のその友人の曇った横顔は今も忘れない。30年以上経った今、やっと女子サッカー部はあるものの、男子選手たちとの格差はいまだに大きい。男子選手たちが大観衆の声援を浴びるなか、女子選手たちはひっそりと練習場の片隅でボールを蹴る。それが当然であり「当たり前」とされてきた。歓声もなくメインピッチを使う権利もない現状はまだ変わっていない。

ドイツのトップチームたちも続々と参加を表明
―参加チームは?
ドイツ側では、参加のオファーが相次いでおり、BVBドルトムントやレバークーゼン、元なでしこジャパンの安藤梢選手も所属していたSGSエッセン、そして地元フォルトゥナの参加が決定している。他の有名クラブチームもウェイティング状態。ドイツのトップレベルの女子サッカーチームですら国際試合の機会は男子と比較すると限定的であり、皆がこのような国際大会を望んでいることは火を見るよりも明らかだ。日頃の練習や試合会場ですら、男女での格差が激しいことを目の当たりにし、これは外圧から変革をしていかないと内部からは変わらない、いや変えられないのだと各チームの現状をヒアリングするたびに確信へと変わった。サッカー先進国のドイツですら女子サッカーは発展途上なのだ。この不平等に終止符を打ちたい。これが私の原動力であり、この大会を立ち上げたきっかけである。

女子サッカーの将来的価値を共に創る
―この大会開催のゴールは?
Netflixは、FIFA女子ワールドカップ2027年、2031年大会のアメリカにおける放映権の独占契約を締結したと聞く。女子サッカーの前例のないこの放映権獲得は、今後の女子サッカーの急速な成長と価値をNetflixが見出し、ポテンシャルの高さを露呈させた。アメリカ・イギリスの女子サッカーでは、既に商業的価値を見出し、動きだしている。そこにドイツも少しずつ環境を整備しているのが現状だ。今こそ、ポテンシャルしかないなでしこジャパンを抱える日本も乗り遅れてはいけないと思った。
また、日本サッカー協会の宮本会長は、2031年のFIFA女子ワールドカップの招致を目指すと述べており、女子サッカー会の発展と強化を掲げている。しかし、現実としては草の根レベルでの活動が少なく、女子サッカーの現状を変えるには説得力に欠ける。だからこそ、私はこの国際大会を成功させ、毎年日本をはじめ世界中の強豪チームを招集したい。日本の若い選手たちに、広い世界を見せたい。サッカーを続けてもらいたい。この現状や私の主催する大会をもっと多くの人に知ってもらい、一緒に応援して頂きたい。だからこそ、みなさんの力をお借りしたいと強く願っている。そして、その力は必ず賛同してくださった方々に誇りになると確信している。

変えられない過去を、変えられる未来の力に
今後さらに女子サッカーが個人の“趣味”に留まることなく、運動場のすみっこでボールを蹴る機会すら与えられなかった中学校の同級生の横で、無力だった自分に今言いたい。女子サッカーの過去は変えられないけれど、これからの女子サッカーの未来を私たちが変えていくと。そのきっかけをくれた同級生のルサンチマン的な思いをこの大会運営の原動力としている。これは私だけの挑戦ではなく、未来の歴史を共に創る挑戦だと思っている。 女子サッカーの新しい未来を創るのが私たち大人の使命なのだから。
The Power CUP 2025運営委員会 吉澤寿子


2. クラウドファンディングの支援募集プロジェクトの概要
1) プロジェクトURL
https://www.spportunity.com/ibaraki/team/1002/detail/
※以下URLよりあらかじめユーザー登録を済ませておくことをお勧めします。
https://www.spportunity.com/accounts/sign_up/

2) 支援募集期間
2025年2月7日~2025年3月8日
※現時点の想定のため、開始日と終了日は変更となる可能性があります。

3) 目標金額
200万円

4) 資金使途
本クラウドファンディングプロジェクトでは、日本チーム招聘費用と大会運営費の一部を支援に活用させていただく予定です。


3. 「SNSタイムラインジャック」企画の実施
The Power CUP 2025 運営委員会は、明日2月7日の支援募集プロジェクトの開始に合わせて、1人でも多くの方々にご支援いただけるよう「SNSタイムラインジャック」企画を実施する予定です。本日18:00にThe Power CUP 2025 運営委員会の公式X(https://x.com/thepowercup2025)に投稿される固定ツイートをファン・サポーターの皆さまで一斉に「いいね」「リツイート」「引用リツイート」していただくことで、クラウドファンディングの情報拡散を目指します。

◆利用料は業界最安水準!二人三脚の手厚いサポートに加え、無料で取材・記事化し広くPR!
スポチュニティでは、クラウドファンディングのプロジェクトの実施を希望するプロ・セミプロ、学生運動部、アスリートを募集しております。世の中のクラウドファンディングの多くは、システムのみ提供にとどまり、自分たちで施策を考えなくてはなりません。しかし、スポチュニティでは『スポチュニティアドバイザー』が、支援募集プロジェクトの企画やリターン設計、アピール文の作成、システム登録、周知・拡散を丁寧に二人三脚でサポートさせていただきます。
更に、専任ライターが利用チームを無料で取材・記事化いたします。こうした記事を周知・拡散の材料にしていただくことで支援を集めることができます。詳しくはこちら( https://corp.spportunity.com/clubteam/ )をご覧ください。

◆コラム記事の提携先を募集しています!
スポチュニティでは、普段スポットライトを浴びる機会の少ない競技やチーム、アスリート、スタッフ・裏方、ファンへ光を当て、そこにあるストーリーや熱い想いを世の中に届けることをコンセプトとした『スポチュニティコラム』( https://media.spportunity.com/ )を運営しております。
このスポチュニティコラムとの提携・協業媒体を募集しております。詳しくは、こちら( info@spportunity.co.jp )までお問い合わせください。
これまでの提携実績例)Yahoo!ニュース、SmartNews、スポーツブル、NTTドコモⅾメニュー、ほか

◆会社・団体概要
The Power CUP 2025 運営委員会
所在地:ドイツ デュッセルドルフ市 
代表者:吉澤寿子
公式X(旧Twitter):https://x.com/thepowercup2025
公式Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=61570933973269
公式Instagram:https://www.instagram.com/thepowercup2025/

◆スポチュニティ株式会社
所在地:東京都中央区銀座7丁目13番6号 サガミビル2階
設立:2016年3月
ホームページ:https://www.spportunity.com/
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概要:「Sports×Opportunity」を理念に、「若者がチャレンジできる機会を与える」「若者に夢を与えるスポーツ団体を応援する」「スポーツで地方を元気にする」ことを通して平等な機会・夢を育む環境づくりを目指す、スポーツに特化したクラウドファンディングを提供するベンチャー企業。創業メンバーはグロービス経営大学院で学んだ同級生で、メンバーの大半がMBA生という変わった組織です。
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