台湾の「台湾ラーメン」が登場!? 「口福館」
続いてイセザキ・モールへ。ギッシー(はまれぽ編集部・山岸)行きつけの店に「台湾ラーメン」があるらしい。早速2人で行ってみることに!
JR関内駅から5分ほど歩き、イセザキ・モールにある「口福館(こうふくかん)」へ。
午後3時過ぎだが店内は混んでいる。
小上がりがある二階へ。オーナーの里村さんにお話を伺う。
里村さんは台湾出身。30年ほど前、両親とともに来日したという。里村さんのおじいさんは「戦前の日本にいたこともある」とのこと。「口福館」は1992(平成4)年オープン。以前は「近隣にあるビルの2階に店を構えていた」とのこと。2年前、イセザキ・モールのメイン通り沿いにある現在地に引っ越すと「新しいお客さんが増えた」そうだ。
平日の営業時間は午前11時から午前0時まで。金土日祝は午前2時までオープンしている。営業時間が長く、2階には座敷席があるので「ゆっくりと食事を楽しめる」だろう。
「口福館」のメニューの種類は113品と豊富。しかも「全部超リーズナブル(byギッシー)」らしい。メニューを見ると・・・
自家製の「釜焼! チャーシュー」や「ハチノスと葱の和え物」などが全部399円!
「野菜焼餃子(5個190円)」とはハンパない!
この安さなのに「ご飯大盛無料」というのもすごすぎる。
“安さのヒミツ”を里村さんに伺うと、「安い仕入れ先を見つける」「大量に仕入れてコストダウンを図る」などの工夫をしているそうだ。料理は「台湾の味付け」がベース。台湾料理は「中国料理のジャンルのひとつ」なんだそう。
ここで「台湾ラーメン」を注文することに。「・・・辛いんですよね?」と聞くと「いえ」と答える里村さん。
あれ? 「台湾ラーメン」って辛いはずでは!? 不思議に思い尋ねると、「口福館」の「台湾ラーメン」は台湾の「タンツー麺」と判明! つまり、「名古屋ご当地の台湾ラーメンではない」のだ!
まさか名古屋の「台湾ラーメン」のもとになったオリジナルの「タンツー麺」が食べられるとは! 里村さんによると「あまり(ほかの店では)ないんじゃないかな」とのこと。
「“タンツー麺”のルーツは台湾の漁村」と里村さん。漁村では冬の間、魚があまり獲れない。そのため「何かほかの名物を」と「タンツー麺」を売るように。そして「味が評判になり広がった」そう。「タンツー麺は漁村から始まった」とは! 意外なルーツに深く感心する松宮とギッシー。
すると・・・「台湾ラーメン(タンツー麺:649円)」が登場!
まずひと口!
「鶏と豚でだしを取る」というスープはあっさりとした中にもコクが感じられる。炒めた豚のひき肉は甘みととろみがあり、「誰でもおいしく食べやすい味」だと思う。
トロリとした煮卵がこれまたスープに合うのだ!