世界初!? ホラー×観覧車の恐怖体験
遊園地の定番である観覧車。
しかし、地上から離れた密室ゆえ、惨劇の場と化してしまうことも……。
そんな逃れられない惨状を体験できるのが、9月2日まで東京「パレットタウン大観覧車」と福岡「マリノアシティ福岡 観覧車 スカイホイール」で開催されている期間限定ホラーイベント『血バサミ女の観覧車』。
ホラー×テクノロジー「ホラテク」で、新しい恐怖を作り出す株式会社闇プロデュースの本イベントは世界初!?の観覧車ホラーだ。
今回はお台場・パレットタウン大観覧車での、「血バサミ女の観覧車」体験レポートをお届けしよう!
プロジェクション×立体音響。最新テクノロジーが生み出す恐怖
パレットタウン大観覧車前に到着。「きれいな耳…切ってあげようか?」という恐ろしいセリフと共に、血バサミ女が出迎えてくれる。
早速、「血バサミ女の観覧車」特別仕様のゴンドラに乗り込んでみよう。観覧車の中はハサミ女“タマキ”の写真や、そのお相手“タツヤ”の写真で埋め尽くされている。血まみれのカーテンや内臓が飛び出たぬいぐるみなど、演出も細かい。
ヘッドホンを着用し振動シートに座る。すると、ヘッドホンから「血バサミ女の観覧車」のストーリーが流れて来た。
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<「血バサミ女の観覧車」ストーリー>
「観覧車の中で手を繋いだ二人は、永遠に結ばれる」
そんな噂を信じている女性がいました。
彼女には一方的に愛情を寄せる男性がいました。
彼女はハサミで男性を脅し無理やり観覧車に乗りこみます。
そして、ここで手を繋いでくれるよう男性に懇願しました。
しかし、恐怖から断り続ける男性。
そこで彼女は恐ろしい手段に出ました。
首をハサミで切られ命乞いをする男性。
その伸ばした手をとり彼女も自殺します。
―わたしたちは永遠に一緒―
以来、観覧車に乗る者は彼女に邪魔者とみなされ呪い殺されてしまいます。
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ストーリーに併せてプロジェクションが窓に映し出される。その間も振動シートは揺れ続ける。
海の近くということもあり、ゴンドラ内に吹き込んでくる涼しい風も演出のひとつのように恐ろしく感じてしまう。普通の観覧車ならばきっと心地良い風で済むのだろうけれど、精神的にじわじわ来る怖さの中ではゴンドラのちょっとした揺れや物音も恐怖だ。