4.睡眠の質を高める

肌の5月病を改善・予防するには、睡眠の質を高めることも重要です。睡眠によって心身を休めて自律神経を整えると、血行不良などを改善して肌のターンオーバーを整える効果が期待できます。

就寝前にマッサージで筋肉の緊張をほぐす、アロマオイルで好きな香りを楽しむなど、自分なりの方法で心身をリラックスさせましょう。朝起きた際に光を浴びて体内時計をリセットさせることも効果的です。十分な睡眠時間を確保しつつ、日常のなかで睡眠の質を高める工夫を取り入れてみましょう。

5.ストレスケアをする

ストレスケアをして自律神経を整えることも、肌の5月病対策につながります。大切なのは、心身が緊張している状態をこまめにゆるめることです。

とくに、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動が効果的です。筋肉をほぐして血行を促進するとともに、ネガティブな気分を発散して心身をリラックスさせると自律神経を整える効果が期待できます。心地よい肉体的な疲労は、睡眠の質を高めることにもつながります。

まとまった運動時間が取れない場合でも、通勤時に少し長く歩く、移動の際には階段を使う、深呼吸をしながら肩や背中を伸ばすといったちょっとした運動も効果的です。無理なくできる運動を続けて、ストレスをため込まないようにしましょう。

肌の5月病におすすめの漢方薬

肌トラブルを改善するには漢方薬を活用するのもおすすめです。漢方薬は複数の生薬を組み合わせてつくられており、不調の根本原因にアプローチします。肌トラブルが起きやすい体質からの改善を目指すため、繰り返しやすい場合にもおすすめです。

肌の5月病対策では「血流をよくして肌に栄養を届ける」「炎症を鎮める」「水分代謝を促して肌のターンオーバーを正常化する」などの働きがあるものを選びましょう。

<肌の5月病対策におすすめの漢方薬>

・当帰飲子(とうきいんし)
血行をよくして肌に栄養と潤いを与えて肌の乾燥を改善し、乾燥によるかゆみや湿疹などを改善します。冷え症で肌がカサカサしやすい人に向いています。

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
血行をよくして肌に栄養を行き渡らせ、炎症を鎮めることで肌荒れや吹き出ものなどの肌トラブルを改善します。のぼせるのに足が冷える人に向いています。

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セルフケアで5月の肌も健康に

肌の5月病はストレスや睡眠不足、外部刺激によるダメージなどが重なって起こります。そのため、洗顔や保湿などの丁寧なスキンケアや毎日のUV対策などで肌を労わり、守ることが大切です。また、ストレスケアで自律神経を整えたり食事を見直してからだの内側から肌のターンオーバーを整えるサポートをしたりすると肌の健康を保ちやすくなります。無理なく続けられるセルフケアを取り入れて健康的な肌を維持しましょう。

<参考文献>
※1 環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」
※2 公益財団法人長寿科学振興財団健康長寿ネット「ビタミンB2の働きと1日の摂取量」
※3 公益財団法人長寿科学振興財団健康長寿ネット「ビタミンB6/B12の働きと1日の摂取量」

<この記事の監修者>

山形 ゆかり(やまがたゆかり):あんしん漢方薬剤師

薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

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