オーガニックのパスタもありました

車麩の酢豚風もよかった。むかし、禅寺の取材で車麩のトンカツ風を食べさせてもらったことがある。禅寺では、肉を使えないことから車麩を肉に見立てたトンカツが登場したというわけ。

この店はヴィーガンの人も食べられるように、車麩で酢豚を作った。車麩特有の「フニャ」という食感が舌に心地よく、やさしい味付けでおいしかった。

大皿にボロネーゼパスタが盛られていた。一見、本格的なボロネーゼだったが、挽き肉ではなかった。大豆ミートで作ったボロネーゼソースだった。

若干挽き肉の粒粒感が弱かったとはいえ、何も知らずに食べたら普通においしいボロネーゼパスタだと思ったはずだ。ヴィーガンでなくてもイタリア人が食べたらどう思うか、感想を聞いてみたい。

さらに昆布と干し椎茸の佃煮。出汁を取った昆布と干し椎茸を「そのまま捨ててしまったらもったいない」という発想で生まれた一品。味付けもバッチリでご飯がすすむ。

そのご飯は玄米と、五分づき米が用意されていた。その隣には、味噌汁が。出汁がきいた、豆腐と長ネギの味噌汁がおいしかった。味噌汁で感動するってそうそうない。やはり出汁の力だと思う。出汁は偉大だなあ。

この店はヴィーガンだけど、肉料理と魚料理の用意もある。この日のランチビュッフェの肉料理は、国産鶏肉のチキン味噌カツだった。有機の小麦で作ったを使っているという。

衣がやや厚くて噛んだ瞬間、歯に「ガツン!」と来て、しかもサクサク。「ナンダこりゃあ」って叫びたくなるぐらいおいしかった。アジフライの用意もあるが、別料金(690円)。ちなみにアジは長崎産。