レンタカーでの事故…窓ガラス大破の体験談
もう一つ、レンタカーが圧倒的に優位な点があります。
車を壊してしまった際の、修理費です。
実は、私も、レンタカーのハイエースを運転していて、荷物満載で背後の立木が見えず、バックで衝突し、背面ガラスを大破させてしまったことがあります。
年間平均1万数千キロも運転していて、一度も事故を起こさないのに、よりによってレンタカーのときに……とかなり落ち込みました。
が、後になって思い返すと、レンタカーで良かったなと思わずにはいられません。
マイカーであれば、ちょっとヘコませただけで、数万円。窓ガラス大破のような、大きな損傷であれば、数十万円は掛かります。
一方で、レンタカーの場合、代金に保険費用が含まれていますので、免責額(大手のレンタカー会社では5万円の場合が多い)と、ノンオペレーションチャージ(同2万円の場合が多い。自走不可の場合は5万円)を支払えばよいだけ。
トータルでたった7万円で済んでしまいました。
この7万円も、借りる際に追加料金を支払って、オプションを申し込めば、免除されるレンタカー会社が多いです。
事故のペナルティは特になし
人身事故の場合は、程度により免許の加点や、行政処分・刑事処分を受けることになりますが、物損や自損事故の場合は、免責額とノンオペレーションチャージを支払う以外に、ペナルティは特にありません。
意外かもしれませんが、レンタカー会社から怒られたり、嫌な顔をされることもありません。
私の場合、破損させてしまった車を返却に行ったところ、「お体は大丈夫でしたか?」と気遣っていただいたあげく、お手数お掛けしてすみません、と謝罪までされてしまいました。
レンタカー会社の社員にしてみれば、自分の車を壊されたわけではありませんし、これがきっかけで利用されなくなっては、顧客を一人失うことになるわけで、ビジネスの観点からは当然の対応なのだと思いますが、さすがに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
なお、事故を起こしても、以降も普通にレンタカーを利用でき、私も引き続き利用させてもらっています。
借りる度に事故を起こすような、よほど酷いケースはわかりませんが、それ以外ではブラックリストに載るようなこともないようです。
カーシェアはペナルティが厳しい場合も
レンタカーと似ていますが、カーシェアリングは、会員制のためか、店舗に行かず気軽に借りられてしまうためか、ペナルティが厳しい場合が多いようです。
たとえば、「タイムズカープラス」では、2年以内に複数回事故を起こした場合、会員資格停止または取り消し、および車両の修理実費請求がされます。
レンタカーと同じだと考えていると、痛い目を見る可能性もありますので、注意が必要です。
運転に自信がない人ほどレンタカーがおすすめ
もちろん、人身事故や、自分が怪我をするような事故は、どんな場合でも避けるべき。
ただ、頻繁に車を運転していれば、車を一度も壊さない人はいないでしょう。
特に、私も経験がありますが、運転経験の浅い頃は、車を破損させて落ち込みながら学び、運転のリスクマネジメントができるようになっていきます。
運転に自信が無いからとレンタカーを敬遠していた方は、積極的活用してみるのはいかがでしょうか。