長く同じ声優さんを応援し続けていると、いつの日か訪れる「あるある」!
4.「次々に若い女性声優さんが出てくるので、近い将来、自分の好きな声優さんのお仕事がなくなってしまうのではないか、と無駄に焦りや心配を感じがち!」
あると思います!
次から次に、若手が台頭してくる声優業界。男性声優さんの場合は、もう少しペースがゆっくりな印象があるのですが、アイドル的な女性声優さんの場合は、世代交代のスピードが非常に早い!
しかも、現役中学生や現役高校生の女性声優さんも登場してきている昨今、声優界の低年齢化も進んでいます。
声優アイドルユニット、everying!として活動している木戸衣吹さんと山崎エリイさんなんて、10代の前半でこの世界に入って、まだおふたりとも17歳とかですからね。
そうなると、ついこの間までユニットを結成して"アイドル売り"でプッシュされていた声優さんが、フト気付けばいつの間にやら中堅クラスにポジショニングされているなんてことも多々あります。
更に更に、"アイドル声優"という職業に求められているハードルは年々高くなっており、声が可愛いのは勿論のこと、ルックスも良くて、歌も上手くて、ダンスもできて、Webラジオで喋れば笑いが取れて……といった具合に、声と演技力に加えて様々なスキルも必要に。
結果、そうしたハイステータスな能力を備えた若手声優さんが各事務所から輩出されることになり、そうなるとますます声優さんのアイドルとしてのサイクルは早まるわけです。
いや、本当に今の声優さんの歌唱力とか凄いですもの! 自分が10代の頃に夢中になっていた声優さんの歌に比べたら、完全にニュータイプか強化人間レベルです。
そうした近年のアイドル声優事情、声優ファンとしては新しい才能とスターがどんどん登場して、喜ばしいことなのかもしれませんが、一方でサイクルが早すぎて応援している声優さんのお仕事がちょっとずつ減っていき、いつしかそのお声をアニメで耳にする機会が激減……なんて、寂しい思いをすることも。
深夜アニメなんかだとヒロインはどうしたって新進気鋭の若手声優さんがキャスティングされがち。そうなるとどうしたって、それよりも上の世代にいる声優さんたちの出番は減ってしまうわけで……改編期が訪れる度に心の底からハラハラするのです! その焦燥感や不安感の強さたるやなかなかのものですが、それでも大好きな声優さんを応援し続けたいと願って止まないファン心理。
そんな楽しみと哀しみが入り交じった業を背負いながらアニメを観る。それが声優ファンの生き様なのです。