子供が意欲を見せたことを、全力でサポート
スノーボードを装着してからも、「あれやって、これやって」と、一方的な指導にはなりません。
もちろん、お手本を見せて、具体的に滑り方、ターンの仕方などを、的確かつわかりやすくレクチャーしますが、それでさえ無理強いしません。
たとえば、私の娘が、「自分の滑り方で滑る!」と言ったときも、「いいよ!やって見せて!!」と即答。
子供がやりたい!と意欲を見せたことを、全力でサポートし、応援して、チャレンジさせてあげます。
やらせて伸ばすのではなく、「やりたいから伸びる」を大切にする、という哲学に基づきます。
また、ヘッドコーチの伏見知何子さんいわく、自分の思う通りに滑ってみることも、大切なことなのだそう。
それもそのはず、子供たちは、技術を追求する選手ではなく、デビューしたばかりのビギナー。
自分で考えて挑戦してみることで、体の使い方や、ボードの使い方を、身をもって学習していく側面もあるだろうことは、想像に難くありません。
苦手意識も払拭され、やる気がみなぎる
実は、私の息子(小学1年生)は、姉(小学3年生)に負けたくない、との思いから、姉ほどはうまく滑れないスノーボードを、頑なに「やらない!」と言い張ってきました。
今回は、モデルのお仕事だからお願いね、ということで受講してもらったのですが、これがみるみるうちに変貌。
当初は、ヘソを曲げて駄々をこねてみたり、雪遊びを延々続けてなかなか滑ろうとしなかったり、抵抗を試みていました。
けれども、とことん雪遊びに付き合ってくれるコーチ陣を信頼したのか、あるタイミングで突然「スノボやる」と言い出します。
いざ滑り始めると、誰かとの比較ではなく、その子なりの「できたこと」を一緒に喜んでくれて、たくさん褒めてくれるので、やる気がムクムク。
以降は熱心にチャレンジを続けたほか、受講後には、今度はお仕事ではなくプライベートで「ヒキダスKidsスノーボードアカデミー」を受講するとのこと。
見事にやる気が「ヒキダス」されてしまいました。