2. 車間距離をあける
自動車教習所でも、基本中の基本として習う、極めて当たり前の知識ですが、「車間距離をあける」ということが、非常に大切です。
というより、車間距離さえあけておけば、追突事故の大半を回避できる可能性があるわけで、これがすべてを解決してくれる、と言っても過言ではないレベルの、最重要事項です。
逆に言えば、どんなに運転が上手かろうが、自分でミスをしなかろうが、車間距離が狭い状況で走行していれば無意味。なぜなら、他人が起こした事故に巻き込まれる可能性があるからです。
また、前項でも紹介しましたが、安全面以外でも、加減速を繰り返さずに済むので燃費が向上する、クルーズコントロールを使用できるので疲れにくい、などなど、メリットは豊富にあります。
車間距離は絶対的正義、というわけです。
3. 煽り運転対策にも!危ない車には近づかない
どんなに自分が安全運転をしていても、他人の過失で事故に巻き込まれるかもしれないのが、交通事故の難しいところ。
先日は、東名高速道路の第1走行車線(左車線)を、90km/hほどでクルーズコントロールで定速走行していたところ、なぜか第2走行車線(真ん中車線)の車が、ほぼ真横から体当たりするように車線変更してきて、危うく接触するところでした。
安全確認をせずに車線変更しようとしたのか……夜間で、ヘッドライトもついていた状況で、なぜこのようなことが起きるのか、本当に驚きました。
何の予兆もない場合は仕方がないですが、怪しい挙動の車を見かけたら、意識して距離をとったり、速度が遅いようなら追い越してしまうのが、最善。おかしいと思っていたのに、事故に巻き込まれてしまっては、後悔してもしきれませんよね。
また、交通量が多く、前が明らかに詰まっているのに、後ろにぴったり張り付いて、煽り運転をしてくるような車も、絶対に張り合ったり、付き合ったりしてはいけません。
車間距離をとらなければ追突事故を起こす、という当たり前の理屈も通じない人間に対しては、「あ、頭おかしいんだな」と割り切って、さっさと先に行かせるのが、クールな選択でしょう。