3.我が子に「おめでとう」の声をかける

上野「卒園式は、子どもの巣立ちをお祝いする日。子どもたちは緊張しながらも、がんばって式に参加しています。

感動して歌えなくなったり、セリフの声が小さくなったりすることもあるかもしれないですが、終わった後に『卒園、おめでとう!』と笑顔でママに言われたらホッとします。そんな親子の姿は、周りにも温かい空気を作ります」

4.先生方にきちんと挨拶をする

上野「いつも会っている先生方に改まって挨拶するのは照れ臭いかもしれないですが、卒園という節目であることを意識することは大事です。その姿勢を子どももちゃんと見ていますよ」

5.やっぱり笑顔で

上野「たくさん練習しても、卒園式当日はハプニングがつきもの。そして保護者同士のトラブルも起きやすいもの。

子どもたちの姿だけでなく、保護者同士のやりとりも、どんなことがあっても笑顔で受け止めることができるといいですね。子どもたちの門出を祝う日は、みんなで作っていくものなので、そんな意識も大事だと思います」

卒園式はみんなで作っていくもの。そんな中、ママが目立ってしまうと、雰囲気を壊してしまうかもしれません。子どもにとってもママにとっても、一生に1度きりの卒園式。気持ちよく、感動的な1日を過ごしたいですね。

【取材協力】上野 里江さん

保育・子育てアドバイザー
保育士歴30年。保育園・幼稚園・子ども園で3000人以上の親子と関わり、その後3年間療育に携わる。子どもに関わる大人を元気に笑顔に!子育てにもっと笑いを!をモットーにコラム執筆、商品監修、講座、相談を行っている。