唐橋 充のドッキリに期待?

──過去にUSJに3人で行った話などもされていましたけど、今作は東京公演だけなので、思い出作り的なエピソードはなさそうでしょうか。

椎名 6月は拡樹と僕の誕生日がある月なので、唐橋さん筆頭にお祝いしてくれないと……期待してますよ、唐橋さん?って(笑)。

唐橋さんの大好きな鈴木拡樹と椎名鯛造の誕生日ということで、どういうドッキリを仕掛けてくれるのか……。普通じゃつまらないですからね。

唐橋さんがブチ切れるドッキリなのか、唐橋さんとミカシュンがケンカして、そこにうじ(すけ)さんが入って、三つ巴の戦いか!?みたいな(笑)。

もしかしたら「誕生日の陣」みたいなバックステージ映像があるかもしれないですね(笑)。 

──本編以外でも期待が高まりますね(笑)。そういえば少し前、鈴木さんから椎名さんへツイッターにリプライをされていましたよね。

椎名 あれね! 珍しいですよね、鈴木拡樹がツイッターで絡んでくるなんて。よっぽど機嫌が良かったのかなぁって(笑)。

 

──『最遊記歌劇伝』にまったく関係ないツイートへのリプライでしたよね。

椎名 そうそう……「最遊記歌劇伝で会おう!」って(笑)。

たぶんね、何かいいことがあったんですよ。鯛焼きのしっぽまであんこが入っていた……とか、そのレベルのことですよ彼のいいことって(笑)。

それで幸せを感じられる人なんです。そんな時にツイッターを見たら、「あ、鯛造くんだ」って僕のツイートを見つけて、絡んでくれたんだと思います(笑)。

それ見て寂しかったんじゃないですかね、唐橋さん……たぶん拡樹と一緒の現場だったはずだから……あれ、俺のことは?って(笑)。

──もしかしたら(笑)。でも、椎名さんと鈴木さんのやり取りを見て、いよいよ『最遊記歌劇伝』が始まるんだな……と。

椎名 そうですよね。どんなふうになるかまだ全然想像できないですけど、今僕がこうしてワクワクしている状態が初日のお客様の気持ちだと思っています。

今回はどういう内容なのかな……って。もちろん、原作で流れは知っていますけど、今、「どういうふうにあれを表現しているんだろう」「あのシーンはあるのかな」という思いなので、この気持ちを忘れずに初日に持って行きたいなって。

お客様のワクワク感を、そのまま舞台上で出したいなって思います。

 

──では最後にメッセージをお願いします。

椎名 長らくお待たせいたしました。時間は経ったけど、変わらない三蔵一行をお届けしたいなと思っているので、いつもの三蔵一行に会いに来ていただければすごく嬉しいです。

原作もそうですが、地道に、一歩ずつ一歩ずつ西へ進んでいるので、緩やかに応援していただければ幸いかな、と。

そして笑顔で劇場に来ていただければ、その笑顔を倍にして帰れるように僕らは稽古を努力しますので……劇場でお待ちしております!

 

──あわせて、ご本人に届くか分かりませんが、初演から共に走ってきた、鈴木さん、唐橋さんへのメッセージもお願いできますか?

 

椎名 拡樹にはきっと届かないでしょうけど(笑)、こうして10年以上一緒にやってきて、また10年後もこんな感じで共演できていたら嬉しいね、と。

唐橋さんには、6月は二人の誕生日なので、サプライズあるよね? 企画するのも好きだよね? いろいろと頼むよ!(笑) 

椎名鯛造(しいな・たいぞう)

1986617日生まれ。10代よりテレビや映画に出演し、2008年の初舞台以降、アクロバットを武器に、『ダイヤのA The LIVE 』(小湊亮介役)、舞台『刀剣乱舞』(不動行光役)、ミュージカル『薄桜鬼』(山崎烝役)など、数多くの舞台作品に出演している。

『最遊記歌劇伝-Darkness-』

【公演日程&会場】201966()14()@ヒューリックホール東京
■原作:峰倉かずや『最遊記』『最遊記 RELOAD』(一迅社刊)
■脚本・演出:三浦 香
■主催:最遊記歌劇伝旅社(CLIE・フロンティアワークス)
■出演 玄奘三蔵役:鈴木拡樹、孫 悟空役:椎名鯛造、沙 悟浄役:鮎川太陽、猪 八戒役:さいねい龍二/ヘイゼル=グロース役:法月康平、ガト役:成松慶彦/フィルバート=グロース役:うじすけ、光明三蔵役:三上 俊、烏哭三蔵役:唐橋 充 ほか 

[一般発売]2019420日(土)10:00~(先着)

峰倉かずやの大人気コミック『最遊記』(一迅社刊)シリーズを原作にした舞台、『最遊記歌劇伝』。

2008年の初演『最遊記歌劇伝-Go to the West-』から、翌2009年には『最遊記歌劇伝-Dead or Alive-』、2014年『最遊記歌劇伝-God Child-』、2015年1月『最遊記歌劇伝-Burial-』、同年9月『最遊記歌劇伝-Reload-』、2018年9月のスピンオフとなる『最遊記歌劇伝-異聞-』を経て、待望の続編『最遊記歌劇伝-Darkness-』が2019年6月に上演。最新作に続く物語として、2020年早春にも『最遊記歌劇伝-Oasis-』の上演が決定。

脚本・演出は『最遊記歌劇伝-God Child-』から作品を手掛ける三浦 香氏が務める。

女性向けWebメディアを中心に、ビューティーとエンターテインメント(主に舞台)の畑を行き来するフリーランス・ライター。2次元も3次元も作品のジャンル問わず、性別を超えた美しい人(&クセ強め)に心惹かれます。