コメディは“手段”でしかない
軸にあるのは“ドラマ”だ
「僕らのことを知らない方は、コメディをやる劇団という印象が強いと思うのですよ。楽しいだけの作品を作っていると。ただ、僕らのなかで、コメディは僕らのなかで目的ではない。まず描きたいドラマがあって、その手段としてコメディを使っている」(吹原)
そんな劇団の作品群の中で、出演者たちが、「これまでのなかで一番驚かされた」というのが本作だ。
吹原作品はもちろん、コメディへも初挑戦だという久保田さんは「右も左もわからない状態ですが、単純な笑いだけの作品ではないことは理解しました。死生観という軸がちゃんとあるので、ぶれないよう。笑いに持っていっても、ちゃんと引き戻せるように、ドスって構えて演じたい」と熱意を語る。
「生きてくうえで、一番多い出来事が別れだと思う。一人の人生でもそうだし、人類全体に置き換えても同じ。『じゃあ、別れって人生の中でどういう意味を持つのだろう?』って考えたのですよ。たとえば、大切な人が亡くなった時、悲しむだけならネガティブなものになってしまう。しかし、それをなんとか人生においてプラスにとらえたい」というのが、メンバー共通の認識だという。
こんなヤバい格好をしながらも、壮大な意気込みを語る彼らが紡ぎだす舞台に期待したい。
【公演名】ポップンマッシュルームぴあ野郎「錆びつきジャックは死ぬほど死にたい」
【スケジュール】2015年10月28日(水)~11月3日(火)
【会場】CBGKシブゲキ!!
【料金】プレミアム席8,500円 一般席5,800円 学生席(高校生以下)2,500円
※学生席は18歳未満。要身分証。チケットぴあのみで予約可。数量限定。
■チケットぴあ(Pコード)446-060
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