白塗り、ド派手な衣装…
ヤバすぎる衣装のコメディ劇団
「どんな悲しい物語も、笑えるようにできるのが武器」。
ヤバすぎる衣装のキャラクターたちが織りなす、荒唐無稽でスピーディなコメディで、2年連続で「黄金のコメディフェスティバル」でグランプリを受賞。
「いま、こんなヤバい劇団がいる!」と注目されているのが、ポップンマッシュルームチキン野郎(通称・PMC野郎)なのだ。
今回は、CR岡本物語やサイショモンドダスト★ら笑いにおなじみの劇団員たちに加え、初出演となる久保田秀敏も奇抜すぎるファッションに身を包み、ハロウィンに湧く渋谷の街を笑いの渦に巻き込んでくれそう!
彼らがぴあと手を組み、ポップンマッシュルームぴあ野郎として、ハロウィンに公演する「錆びつきジャックは死ぬほど死にたい」。
永遠の命を持つ機械人間ジャックが、数千年の中で様々な時代を生きる人々と出会う物語だ。作・演出を手掛ける吹原幸太氏はじめ、出演者たちは、このドラマにどう挑んだのか?
吹原「歴史の中で、さまざまな人の死があるから現在がある。そして、その中で一人だけ生きているジャックがいる。始まりから2時間、そのことだけを考えていける作品であることを目指しました」
出演キャラがほぼ死んでしまう?
真面目に語る「死生観」
久保田「ジャックは、なぜ『死ぬほど死にたい』のかなぁ?」
一堂「……」
久保田「人間って生まれたら、確実に死ぬもの。そのなかで、さまざまな人々と出会って、いろんな幸せを感じて、苦しみを感じる。そして死んでいくときは、やはり幸せを感じものだと、個人的には思う。
だから演じてみて、ジャックは生きたいという感情の方が強いのではないかと考え始めました。ジャックの役目は人と人結び付けていくこと。それに幸せを感じていると思うのです」
吹原「そうですね。ジャックは人を結び付けていくことに生き甲斐を感じている。しかし、結びつけた人々は現在では、みな亡くなっているのですよね。つまり出てくる人は、すべて死んでしまう」