新しいお友達を作るには?

子どもにとっては、お友達がいるかいないかは、大きな問題です。特に人数の多い園や学校では、お友達と言える子がいないと孤立感を味わってしまいます。

園生活や学校生活を楽しむために、お友達は重要な役割を果たします。

そこで「お友達がいない」という子には、友達の作り方を教えてあげましょう。

「他の子と同じものを見つけたら「同じだね」と声をかけてごらん」

・自分と同じ色の靴を履いている

・同じ色の髪留めをしている

・同じキャラクターのついたシャツを着ている

・筆箱の色が同じ

・帰る方向が同じ

・同じお稽古ごとをしている など

「好きなものが同じ子がいたら「私も好き」と声をかけてごらん」

・同じ色が好き

・同じキャラクターが好き

・同じお菓子が好き

・同じTV番組が好き

・同じ歌が好き など

「他の子と目が合ったら、にっこり笑ってごらん」

・お友達が欲しいのはみんな一緒

・恥ずかしくてなかなか声がかけられない子も多い

・他の子も緊張している

・自分から声をかけるのは勇気がいること

・笑いかけてあげると相手の緊張がほぐれる

「お友達がいないことは別に悪いことではないよ。一人でも頑張れる証拠だよね。それに本当に仲良しになれるお友達を見つけるには時間がかかるのよ。だから“お友達探しゲーム”だと思って、まずは自分から声をかけてみたら?」

お友達を作らせなきゃと親が焦ると、子どもにもプレッシャーになってしまいます。

お友達になれるかなれないかにこだわらず、まずは周りの子に対して、「同じだね」とか「私も好き」などの簡単な言葉がけや、にっこり笑うことなどを勧めてみてください。

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」