家計レベルのお金の管理も、小学生のうちから練習しておいて早すぎることはない

まだ早い?いやその時はもうすぐそこまで来てるかも?

子どもが親から離れるのは思いのほか早いかもしれません。それまでに子どもに身につけさせておきたい「お金の管理」とその方法とは?

息子の少年野球仲間に、野球が強い高校の付属中学への進学を果たしたAくんがいました。

入学と同時に寮生活がスタートしましたが、面倒見のいい寮の管理人夫妻と親身になってくれる野球部の監督がいて、親元を離れても安心かと思われました。

しかし、入学して2週間位した頃に「お金が無い!」とAくんから親御さんに電話がかかってきたそうです。

この場合の「お金が無い」というのは盗まれたり落としたりしたのではなく、気づいたら手元のお金を使いこんでいたそうです。

Aくんは中学入学前は学校と塾で遊ぶ時間など無く、週末は野球漬けでした。

自分の身の回りの物もすべて親が買い与えていたそうですから、おこづかいレベルのお金の管理も未経験の状態で、いきなり寮生活にかかる月単位の生活費を自分ひとりで管理することになったわけです。

家計レベルのお金の管理も、小学生のうちから練習しておいて早すぎることはないと実感したエピソードでした。

子どもが自分の考えでやりくりできるお金を持たせていますか?

筆者は以前中学生の息子の友人のご家庭数件にお金の渡し方についてアンケートをとってみたことがあります。

その結果、定期的に渡すおこづかい制ではなく「必要な都度」渡すとの回答がほとんどでした。

理由は「使う機会がほとんど無いから」「計画性がないから」「何に使うか心配だから」等で、おこづかいレベルのお金の管理も子どもに任せていない様子が伺えました。

金融広報中央委員会「知るぽると」が行ったアンケート調査※1でも、小学5~6年生が約40%、中学生は約60%はおこづかいを「定期的にもらっている」と回答していますが、それ以外は「もらっていない」か「ときどき」「必要な都度」など不定期なもらい方をしています。

こうしてみると、子ども達がお金に関して自分自身で計画を立てたり考えたりする機会が少ないことがわかります。

※1 出典 金融広報中央委員会「知るぽると」子どものくらしとお金に関する調査より