いよいよ赤塚不二夫生誕80年企画「バカ田大学」開講!

話はみうらじゅんさんと東大とのつながりからスタート。みうらさんは、銭湯で髪の毛が長いことを怪訝に思うオジさんに、「東大へ行くために願をかけています」といい、納得させたことがつながりだと語り、会場を笑わせました。

ただ髪の毛が長いというだけで、後ろから「片山さつきさん頑張れー!!」と声をかけられたり、中学生からは安齋肇さんと共に「ビートルズさん」などと言われ、性別も国籍も超えてしまうほど人違いされているという話を自己紹介として話して、会場をさらに笑わせる。

そして、みうらさんはホブ・ディランに憧れて家出をした話や、子供の頃から好きだった仏像の話を面白おかしく語った。

最近の若者にありがちな「自分探しの旅」は、仏教で言うと大きな間違いで、本来は「自分無くし」をして、煩悩を消し去ることが大事なことだという。
名曲である井上揚水さんの「夢の中へ」は、「探し物は放っておいて踊りましょう」と言うことなのだと解き、会場は大笑い。

抱腹絶倒のみうら流「これでいいのだ」とは?

最後の方にスライドで、マツタケの画像を写し出し「これがないと何も始まらないんですよね。本来なら本物の画像を出すべきですが、東大がもう場所貸さないと言いかねないので比喩で表します」といい、会場に笑い声が響きわたる。

「でも、これがないと何も始まらない」といい、カウパー氏の画像を映し出しながら、カウパー液について説明。すごく一生懸命発見した体液に、自分の名前を付けられてしまったカウパー氏の話を面白おかしく語る。男性受講生が笑い、女性受講生もつられて笑ってしまう。

そして、アワビを映し出し、マツタケに比べると「ホラー度が高い」や「突然現れた鍾乳洞に慣れるしかない」と言って、女性受講生たちが下をうつむく。

さらに、えびす宮総本社 西宮神社で毎年行なわれる「福男」選びの開門画像を映し出し、参道(産道)を駆け回る男たちを「精子」に見立てた話をし、みうらさんは「生まれたと言うことが既に勝ち。だから、悩むことはない」と締めくくった。一瞬下ネタかよ!と、思った受講生たちもこれには納得。

みうらさんならではの視点で「人生」を語り、テレビを見ている時のように本気で大笑いしてしまうほど楽しい講義でした。