講義後にインタビューしてみた
講義後、少し時間を頂きインタビューをさせてもらいました。
――今日の受講生の反応はどうだったと思いますか?
みうらさん:いや、オレは話している間ほとんど目を瞑っているのでわかりません。僕はただ話しているだけなんで(笑)。
――今回のお話は「人生をあまり深く考えない」ということですか?
みうらさん:深く考えていることがおかしいですよね?人生がおかしいっていうことに途中で気が付いたんです。
――今日話している途中に気が付いたんですか?
みうらさん:いや、生きている途中で人生自体がおかしいということに気が付いたので、今回それを発表した感じです。スライドショーとかいろんな人の前でやってましたが、自分が一番おかしいということに気が付いたんです。ボク100人のお坊さんの前で話をしたことがあるんですけど、クスりとも笑わなかったですよ。今日も僧侶100人集まってたら、誰も笑わなかったでしょうね。
――受講生は結構笑っていましたよね?
みうらさん:受講生の皆さんは、今日は笑うつもりで来ていたのでいたと思いますよ。笑って元をとらないといけませんからね。オレももっと頑張らないとですよね(笑)。
みうら流「バカ」になる方法って?
――みうらさんにとって「バカ」ってなんですか?
みうらさん:赤塚さんもバカになるために一生懸命だったというか、その一生懸命さが「バカ」というか……。
世間一般で言うバカって、人に迷惑をかけるし空気が読めない人のことを言うんだと思うんです。
赤塚さんがバカボンで書いていた「バカ」は、それぞれみんな迷惑をかけているつもりもないし、一生懸命だったと思います。一生懸命なのとふざけているのは全然違いますからね。オレは、笑われるっていうのは、本当は楽しいことなんじゃないかなと思いますよ。
――人前で話す仕事の人だけでなく、どんな人もですか?
みうらさん:「人を笑わせている」という驕った考えをオレも昔は持ってましたけど(笑)。人前で喋る人は、笑われてナンボなんじゃないかなと。