2015年も韓国のTV業界では様々なコンテンツが流行しました。ドラマ界では引き続き、宇宙人や幽霊、ヴァンパイアなど非現実(=ファンタジー)なキャラクターが人気を得ました。音楽番組では、ただ歌を聞くことが目的ではなく、複合的な楽しみ方ができる番組が急増! ドラマ・バラエティの垣根を超えてシェフものが目立ちました。ここでは、社会現象とまでなった3つのコンテンツをランク付け!
第3位 …ヴァンパイア
今までも『ヴァンパイア検事』『ヴァンパイア★アイドル』など、ケーブルチャンネルではコンスタントに作られてきたヴァンパイア系ドラマですが、今年、アン・ジェヒョンが主演を務めた『ディアブラッド~私の守護天使』で地上波に初登場。韓国版“トワイライト”として話題となり、これを皮切りに、ヨ・ジングとイ・ジョンヒョン(CNBLUE)が出演した『オレンジ・マーマレード』、イ・ジュンギ&チャンミン(東方神起)が豪華競演の『夜を歩く士(ソンビ)』など、地上波でヴァンパイアものが続きました。来年上半期には、新鋭女優キム・ユネ主演のドラマ『ヴァンパイア探偵』の放送が決定。こちらはケーブルTVですが、2016年も韓国にはヴァンパイアがたくさん発生しそうです(笑)。
★『夜を歩く士(ソンビ)』はKNTVにて日本初放送中
★『オレンジ・マーマレード』はMnetにて放送中
第2位 …趣向を凝らした音楽番組
音楽を扱った番組が年々少なくなっている日本と違い、韓国ではまだまだ音楽番組が強いコンテンツパワーを持っています。中でもヒットしたのが『覆面歌王』。実力派歌手たちが正体を隠し、覆面姿で1対1の勝ち抜き戦で歌を歌い、一番歌のうまい“歌王”を決める番組です。
アイドルたちも多く出演していて、Block Bのテイルのように声質や服装でバレバレの人がいれば、BTOBのソンジェのようにあまりに歌がうますぎて誰も予想できなかった(韓国では歌よりもBTOBのバラエティ要員と思っている人多し)人も。仮面を脱ぐ瞬間のドキドキが人気の秘密のようです。
一方、80年代、90年代からK-POPを親しんできた人にとって涙がちょちょぎれる番組『シュガーマン』も人気。いわゆる、K-POP版“あの人は今”で、Jやリナ・パークなど、かつて歌謡界を盛り上げたけど今はその影を潜めている(または引退済)人たちが登場し、往年のヒット曲を歌うとともに、当時の思い出からなぜ“消えたのか”までを話します。
ほかにも、歌声以外のヒントを通じて歌うまシンガーを見つけ出す『君の声が見える』、韓国内外のDJがバトルを繰り広げる『HEADLINER』など、様々な番組が人気を得ました。
★『覆面歌王』はKNTVにて日本初放送中
★『君の声が見える 2』はMnetにて放送中
★『HEADLINER』はMnetにて2016年1月より日本初放送スタート