肥満を防ぐ「30秒、15分」

では肥満体質にならないようにするにはどうすればいいでしょうか?

米カリフォルニア大学、メキシコ国立大学などの研究チームによると、「食事で、一口ごとに30秒間待てば、子どもが自分はもう空腹ではないと気づいて食べ過ぎ過ぎることなく、過剰な体重増加を防ぐ」と報告しています。

研究チームは6歳から17歳の子どもを対象に1年間モニターしました。この実験は二つのグループに分け、片方のグループには砂時計を利用しました。砂時計を見ながらゆっくり食べたグループは体重が減り、使わずに食べさせたグループでは、体重が増えたのです。

また、研究チームは食事の前にコップ一杯の水を飲むことも勧め、間食を取らないように指示したそうです。

面白いのは、胃が最終的に、もう空腹ではないと脳に知らせる満腹反射の信号は、作動するのに通常約15分かかるそうです。ですから、15分以内に食事を終えてしまうと、満腹感を得られずに、食事の後もダラダラと食べ物を口にしたくなってしまうのです。

そのため、ゆっくり食べることが、満腹感を感じて食べ過ぎることを防いでくれると言うわけです。

  

いかがですか?

ゆっくり食べることは、ダイエット効果もありますから、ぜひママも一緒に、ゆっくり食べるようにしてみてください。

ちなみに筆者のスクールでは、子ども達に30回噛んでから飲み込むように指示してみました。ついでに、「よく噛んで食べると栄養がしっかり吸収されるから、身体も元気になるし、頭もよくなるよ」と付け加えておきました。

子ども達は嬉しそうに、それぞれ自分で頭の中で数えながら食べていましたよ。

<参考>
Chewing slowly helps prevent excessive weight gain in children

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」