©あべゆみこ

音を立てて食べているとき

子どもは口をうまく閉じずご飯を食べることがあります。

そんなとき、つい「ペチャペチャ音をさせないで!」と叱りたくなりますが、美味しい食事が台無しです。

更に「コラ!」「ダメ」「ペチャペチャ音をさせないで!」の命令形の言葉には「では、具体的にどうしたら音が出ないで食べられるか」が含まれていないので、子どもは叱られるだけで、次の行動が出来ません。

でも、ほっておくわけにはいきませんよね。

そんなときは一瞬、口を閉じて食べていた瞬間をとらえて「口を閉じて噛んでいるね。だから音が出ていないね」と言うのです。

お茶の出し方

この文章を書いているとき、息子に「お茶もってきて」と言ったら持ってきてくれました。

しかも、持ち手を私が持ちやすい位置にしてテーブルに置きました。

こういうときも黙ってお茶を受け取るのではなく、また、やたら「凄いね。偉いね」と褒めるのではなく「持ちやすい方向に置いてくれて、ありがとうね」とさりげなく言うことがポイントだと思います。

つまり、他人だったらお茶を持ってきてくれたら「ありがとうございます」って言いますよね。これを我が子にもするのです。“親しき中にも礼儀あり”です。

そして、親の感情が高ぶったら自分の子に対しても“自分の生徒・他人”だと思って接するとよいです。そうすれば冷静になり、上手な言葉もかけられるかもしれません。

良かったら参考にしてください。