(お嫁さんへのアドバイス)
意見が違ったとき人生の先輩である相手の言い分もよく聞きましょう。長い期間生きてきた人には目の前の現象に振り回されることなく見通しを立てる力があります。
また、孫のことを思うからこその言動です。ママもあれこれうるさいことを言ってくる姑に対して“うざい”と思ったり、また“やってくれて当たり前”と思わず感謝の言葉「ありがとうございます、助かります」と意識して口に出すようにしましょう。
(おばあちゃんへのアドバイス)
おじいちゃんおばあちゃんは“子育ての主体はパパとママである”ことを忘れずにあくまでもサポート役に徹しましょう。順番的に祖母は先に亡くなるのですから、あれこれやりすぎないようにしましょう。
それから子育ての仕方を否定するとママは自信をなくしてしまいます。大事なのは母親が笑顔で精神的に安定して子育てすることです。あまりダメ出しするのは止めましょうね。
私の両親も「我が子には“ちゃんとした人間に育て上げなくてはならない”という責任があったけれども、孫に対してはつい可愛がるだけになってしまう」とよく言っています。それに対して母親は必死に「自立させなくては、躾けなければ」と思っている、そんなところからすれ違いも起こるのかもしれませんね。
まとめ
おじいちゃんおばあちゃんだって、きっと若い頃は「今の若い親はどうしようもない」なんて言われていたかもしれません。
それから、今、常識だと思ってやっていることが、あなたの目の前の赤ちゃんが成長し結婚し、また赤ちゃんを生んだとき非常識とされているかもしれません。20年後、30年後、育児の方法はどんな風にまた変わっているのか想像もつきませんが、その時は、祖父母としてあれこれ口を出さないようにしましょうね。