そうなんです。それだけじゃなくって、コンサートが終わったときも。私が舞台で皆に最後のお別れをして、退場した後、楽屋へ向かっていたら。。

違う方向から角を曲がってきたお2人と逢えたんです。出会い頭で、お互いに歩いて来る姿が見えてなかったから、ほんとうに「えーーッ!!」って、びっくりしちゃって。

お2人はどうしてもその日のうちに東京に戻らなきゃいけなくて、新幹線に間に合うギリギリのタイミングまで客席で、私の最後を観ていてくださって。

ーー佐江ちゃんの退場するタイミングが、少しでも遅かったら逢えなかったかもしれない?

そうなんです。スゴい…、ほんとうに信じられないくらいのタイミングだった。お2人に観ていただけて、ほんとうに嬉しかった。。

ーー色々なタイミングが重なりましたね。岸谷さんや寺脇さんと、言葉を交わすことはできましたか?

お話する時間は全然なかったんですけど、お2人に「見届けに来たよー!! 」って言ってもらえました。終わった後、五朗さんからメールをいただいて。

“せつない佐江ちゃん、楽しそうな佐江ちゃん、悲しげな佐江ちゃん。大エンターテイナーの佐江ちゃんを観ることができました。本当にお疲れ様でした”

って。私に“エンターテインメントの楽しさ”を教えてくれた方に、大エンターテイナーなんて言ってもらえて、もう、どれだけうれしかったか。。

まだ、お礼のメールを返せてないんですが、時間ができてから、ゆっくり返信しようと思ってます。それに、お2人からは最後に卒業プレゼントもいただいたんですよ。昨日の朝、プレゼントの箱を開けたんです。(編集部註:取材日は3/6)

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