[153回]「宮澤佐江 卒業コンサート」の裏側。数々の"奇跡"は間に合った! 超ロングインタビュー(後編)

もう、朝から泣きそうになりました。。 “台本ケース”が入っていたんです。もう、泣ける。。 私、初めて“台本ケース”というものをもらったんです。

革でできていて、ノートみたいになっていて、パッと開くと厚みのある台本が入れられて。小さいメモや、ペンを納めたりもできるんです。あれは“台本ケース”だと私は思っているけど、違うものだったらどうしよう（笑）

でもあの大きさは絶対“台本ケース”だと思う。

今回、色々な方から、プレゼントをいただいて。皆、私のことを思って買って来てくれるものだから、もちろんほんとうに嬉しかった。だけど、あのお2人から“台本ケース”をいただいて。。

ーーこれからのお仕事で、台本を開くたびにお2人を思い出しますね。

まだ使ってないのに…、傷もついてないのに…、使い込んで味も出ていなくて、新品の状態なのに…、もう“一生の宝物”って思ってます。もう、お棺に入れます(笑)!

ーー使い込んだ状態を、早くお2人に見せられるといいですね。

はい。ボロボロになっても絶対に使うって決めてる。すごいものをいただきました。「王家の紋章」の舞台、頑張ろうって思いました。

ーー客席には地球ゴージャスのお2人の他にも、宮澤ファミリーの皆さんが来ていましたね。我々の5列目くらい前に佐江ちゃんママが座っていらっしゃったんですが、アンコールでサイリウムが黄色とブルーでひまわり畑になったとき、涙されているのが見えました。

「佐江ちゃん! 佐江ちゃん!」っていう、アンコールのコールで泣いてると思う。

ーー2人のお兄さんと佐江ちゃんパパも並んで座られていて、お兄さんが“写真”を、ずっと舞台の方向に向けて持っているのを見たとき、泣けました。