ほんとうですか! よかった! つい最近あった握手会で、当時Kリーガーだった方に約8年ぶりに会ったんです。「応援してくれてありがとう。会えて嬉しいよ。ほんとうに感謝してる」って、言ったらその人に、

「そう言われるのはすごく嬉しいけど、今、応援してくれている人にも、しっかり感謝して、大切にしなさい!」

って、すごく言われたんです。それは自分でもしっかり自覚していたんだけど。。 でも、“そういうことを言ってくれる人が、私を応援してくれていたファンの人なんだな”って思ったんです。

そんなこと言ってくれるって、やっぱり昔のファンの人しかいないなって思ったんです。“さすがだな”“やられたな”って思いました。だから、「分かってる、うん」って返事しました。

ーーそして、今回是非お聞きしたかったのが、本当に素敵だった“卒業ドレス”のこと。色んな思いを反映させたドレスだったと思います。

そうです! ええとね…(スマホを取り出して、衣装の画像を探す佐江ちゃん)

“育ててくれて ありがとう” “見つけてくれて ありがとう”

“出会ってくれて ありがとう” “愛を教えてくれて ありがとう”

っていう言葉を、英文にして衣装に入れてもらいました。

最初は自分が好きな『約束よ』の歌詞にするって言ってたんです。でも、“家族へ”とか、“ファンの皆へ”って特定する言い方じゃなくて、最終的にはメッセージにしたいと思ったんです。

“育ててくれてありがとう”は親やファンの皆へ、“見つけてくれてありがとう”もファンの皆へ、“出会ってくれてありがとう”は、メンバーやスタッフさんへ。“愛を教えてくれてありがとう”は、出会った全員の人へ言える言葉だから。

それを英文にしてドレスに入れてもらいました。字体も「こんな字がいい」って、細かいところまでお願いして。生地も衣装さんが見つけてくれたんです。

ーー全体的な雰囲気や、色選びも、色んなこだわりがあるんでしょうね。

私が今、はまっているお洋服で、「UNDERCOVER」っていうブランドがあるんですね。そのブランドが、過去のファッションショーで発表したお洋服を展示する展覧会があって。それを見に行く機会があったんです。

写真も自由に撮ってよかったので、“卒業ドレスは、こんな感じのがいいなあ。。 ”って考えながら、写真を撮ってたんです。まだ、卒業発表する前でしたが…(笑)

その写真を衣装さんに見せながら、イメージを相談したんです。今までは、卒業というと皆、ドレスだったんだけど、私はドレスじゃなくて“ボーイッシュ”なところも出したいって伝えました。

レザーとかスタッズとか、今まで他のメンバーがつけたことがないような、佐江らしいものにしたかったんです。

“スカートは前を短くして、後ろを長くしたい”“ここには、レザーをつけてほしい”とか。あとシューズは“ヒールじゃなくて、ブーツがいい。スタイルがよく見えるから”って、いっぱい注文してデザイン画を作ってもらったりしました。

今まで卒業セレモニーをしたメンバーを、数々見てきたけど、衣装さんたちはほんとうにすごくて。限られた時間の中で、卒業ドレスだけじゃなくて、コンサート全体の衣装も作ってるから、“卒業ドレス”の作業は、どうしても一番最後になるんです。

コンサートの本番が始まってからも、まだ作ってるんです。

ーー!! 本番の最中まで!?

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