3.男性カウンセラーが教える「すぐ忘れる夫」に効果的な対策とは?
では、すぐ忘れる夫に対して、きちんと覚えておいてもらうには、妻はどういうコミュニケーションをとればいいのでしょう?松橋さんにアドバイスを伺いましたのでご紹介します。
松橋「重要なことはその場ですぐスケジュール帳に記入してもらい、『最低5回』は伝えることです。女性にとっては信じられないことだと思いますが、2回、3回では足りないのです。
そして一番大事なのは、『当日の朝、きちんと最終確認をすること』です。
夫側も、妻の話を頻繁に忘れてしまうことに負い目を感じているはずですから、しつこいぐらいの確認にもそんな嫌な気持ちは持たないでしょう。むしろ「ありがたい」と思う男性は多いと思います。
ただし、「ちゃんと覚えておいてよね!」「忘れたら承知しないからね!」などとキツイ言い方や脅迫的にならないように注意してください。
マメな確認をすることで、夫婦円満を保っていただきたいと思います。
あと、個人的にオススメしたいのは、『Googleカレンダー』の活用です。夫とカレンダーを共有できるように設定すれば、家庭内のスケジュールを夫にスマホで確認してもらうことができます。」
4.「すぐ忘れる夫」に自信を失くす必要はない
最後に、松橋さんは、すぐ忘れる夫に対して不満やイライラを募らせている女性に対して、カウンセラーの立場からとても大切なアドバイスを伝えてくれました。
松橋「男性に大事な約束や過去の思い出を忘れられてしまうと、女性は『自分は夫に大事にされていない』と考えがちです。それが高じて、『自分は価値がない女だ』と自信を失う人もいます。
あくまで男脳と女脳の違いにすぎないのですから、自信をなくす必要はありません。相手の特性を活かして付き合うことを考えていきましょう。」
*
すぐ忘れる夫に一番必要なのは、『マメな確認』。
夫があなたとの約束を覚えていない、すぐ忘れるのは、決してあなたや家族を大事に思っていないわけではないのです。
すぐ忘れる夫にウンザリ・モヤモヤしているママは、今日松橋さんが伝えてくれたことを参考に、夫とコミュニケーションをとってみてください。
【取材協力】松橋 良紀(まつはし よしのり)
コミュニケーション総合研究所代表理事。一般社団法人日本聴き方協会代表理事。
青森市生まれ。ギタリストを目指して上京するが、自信のなさのために夢破れ、26才で訪問営業の世界に飛び込む。しかし、自己イメージの低さもあり鳴かず飛ばずの3年間を過ごしてクビ寸前になる。
30才になり、一念発起してカウンセラー養成学校に通い始めて、NLP心理学や催眠療法などの心理学を学ぶと奇跡が起こる。
学んだ心理スキルをお客様に使ってみると、3年以上も売れなかったダメダメセールスマンが、たった一ヶ月で大激変。450人の営業マンの中でトップセールスになり、支店長になり、全社員の指導トレーナーとなる。
その後、成功哲学のナポレオン・ヒル財団へ転職。自己啓発商品の営業と自己啓発講師を担当する。
営業16年間で、約1万件を超える対面営業と3万人を超えるカウンセリングを経験する。
2007年にコミュニケーション総合研究所と営業心理学協会という研修会社を設立。受講生が、「すぐに成果が出た」という口コミが広がり、出版の機会を得る。NHKで特集され、雑誌の取材なども多く、マスコミでも多数紹介される。
今まで出版した書籍は約30冊。累計で35万部を超える。最新刊は『「一生」の自信を「一瞬」でつくる本』(WAVE出版)。