3.子どもに『なんでも平均か、それ以上』を期待しない
勉強、スポーツ、工作、絵、音楽、他人とのコミュニケーション能力…。『なんでも平均か、それ以上』にできることを子どもに望んでいませんか?
子どもに『なんでも平均か、それ以上』を期待すると、子どものダメな部分がどんどん目につきます。そして、少しでもできるようにするために、過保護になっていきます。
なんでも平均かそれ以上にできる子なんて、まあ滅多にいないものです。
できないところにばかり目を向けるのではなく、どんな子も一つはある『良いところ』を見つめて、褒めてあげましょう。
褒められると自信がつき、他のことにもやる気がどんどん出てきます。
4.趣味や仕事を持つ
母親が子どものことが過剰に気になってアレコレ介入してしまうのは、他にエネルギーを向けるものがないからというのも、とても大きいです。
仕事をしたり、趣味を持ったり、資格取得のための勉強を始めたり、自分磨きをしたり…。
子ども以外のことにエネルギーを分散させることができると、子どもに過保護になり過ぎることが減ります。
5.夫とコミュニケーションをとる
夫婦のコミュニケーションがうまくいっていない家庭も、母親のエネルギーが子どもに集中しがちです。
夫へ向けるエネルギーが、子どもに向かうんですね。
この場合、純粋に「子どものことが心配だから」「気になるから」というよりも、夫への不満を紛らわすために子どもにエネルギーが向けられることが多いので、子どもにとって心理的負担が大きいものになります。
子どもは未熟なようでいて、家庭内のこと、父親と母親の状態、母親がどういうエネルギーで自分に接しているのか、よく分かっています。
また、子どもにとって、『父親が一緒に暮らしているのに父親の存在が感じられない』というのは、父親がいないことよりも、やるせなさや不安、寂しさを感じるものです。
夫とコミュニケーションを取るようにし、積極的に子どものこともいろいろ相談したり、力になってもらってはいかがでしょうか。
男性は、女性のように細かいところには気が回りませんが、全体はよく見えます。
子育てのこと、子どものこと、あなたが気づかなかった面をフォローしてくれるかもしれません。
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子どもを守ることと、子どもの世界に介入することは違います。
子どもの求めていないものや、子どもの自立心や成長を阻むものまで過剰に与えないよう、意識したいですね。