ちょうど今は、季節の変わり目に差し掛かっている時ですよね。

ひんやりとした風を受けて、心地よいと思いつつ、そんな気持ちとは裏腹に、日頃出ることがない吹き出物に悩まされ、肌荒れが止まらなかったりしていませんか?

なんだか身体が重い…といった、原因がよく分からない身体のだるさにも悩まされたり、今まさに体調不良になりやすい時かもしれませんね。

そんな季節の変わり目ならではの不調について、先日、東京銀座資生堂ビルにて行われたセミナーでは、医師や研究員、美容家から不調の原因や、今すぐやっておきたい対策法について耳よりの情報多数!

まずは、不調の原因を徹底解明します。

不調の原因は、ずばり“寒暖差”!

池袋大谷クリニック院長・大谷義夫先生によると、季節の変わり目の不調は“寒暖差”が大きく影響しているとのこと。

例えば年中暑い国に住んでいる、暑さに順応しやすいタイ人はというと、皮膚温を高く保ってうまく体温調節ができるけれど、日本人はそのような体質ではないのだそう。

体質そのものが違うことも関係していることで、季節の変わり目の寒暖差において、元々日本人は暑さ、寒さに慣れるのに時間がかかるため、その分体調不良に繋がりやすいということなのです。

身体のだるさが続く夏バテ、秋バテとはよく聞いたことがありますでしょうが、実は春バテ、冬バテだって存在していて、これらはすべて寒暖差が関わっているのだそうですよ。

医師が教える、寒暖差対策

大谷義夫先生は、寒暖差対策には以下がおすすめとおっしゃいました。

  • エアコンは消さずに就寝し、扉を開けて家中の温度を一定にしておく。
  • エアコンの外気を直接受けないようにする。
  • 出掛ける時には、羽織る物を持ち歩くこと。
  • 3つの首(手首、足首、首)を温めること。
  • 冷え性対策として、適度な運動と入浴、食生活の見直しをする。
  • 血管を拡張する食材として、カカオポリフェノールが含まれる、ココアや高カカオチョコレートを食べたり、生姜を日々の食卓に取り入れること。

これらに加えて、肌の乾燥対策も非常に重要なのだそうです。