東大門デザインプラザ(DDP)の全景。東大門歴史文化公園駅11~12番出入口の前にあるロッテ・フィットイン(ファッションビル)の上階から撮影したもの

航空券も値下がり傾向にあり、レートも依然として日本からの旅行者に有利で、今がまさに行きどきの韓国。今回は、首都ソウルの写真映えするスポットを5カ所お教えしよう。

フォトギャラリーソウルのバエるスポットを写真でさらに見る
  • DDPミュージアムの造形階段を地上4階から観たところ
  • 大韓民国歴史博物館の屋上(8階)から観た光化門と景福宮。市庁前や清渓川の起点から光化門広場を北に歩き、突き当りに光化門が見えたら、その右手前にあるのが大韓民国歴史博物館。ここの1階ロビーから奥左手にあるエレベーターに乗って8階で降り、左手に進むと屋上に出ることができ、景福宮を一望できる
  • 乙支路3街駅4番出入口の西側路地のビアホールは、「OBベオ」「満船ホプ」「ミュンヘン」が3強。この写真は「ミュンヘン」の入っている建物から、「OBベオ」と「満船ホプ」側を見下ろすように撮ったもの
  • 『ハヌル公園』の漢江寄りにある「希望展望台」。2009年にソウルという都市自体をアートギャラリー化するプロジェクトのひとつとして作られた作品
  • ハヌル公園で毎年9月末から11月頃まで楽しめるピンク色のススキ(ミューレンベルギア・カピラリス)

景福宮(大韓民国歴史博物館の屋上より)

大韓民国歴史博物館の屋上(8階)から観た光化門と景福宮。市庁前や清渓川の起点から光化門広場を北に歩き、突き当りに光化門が見えたら、その右手前にあるのが大韓民国歴史博物館。ここの1階ロビーから奥左手にあるエレベーターに乗って8階で降り、左手に進むと屋上に出ることができ、景福宮を一望できる

朝鮮王朝時代の王宮・景福宮の正門である光化門両脇の城壁は、まるで孔雀が翼を広げたように優美だ。

その背後にはかつて日本植民地時代の象徴だった朝鮮総督府庁舎が建っていたが、1995年に撤去され、今は広場になっている。

休日ともなるとここに内外の観光客が押し寄せ、韓国の民族服を着て笑顔で記念撮影に興じている。

その後ろにある興礼門、勤政門、そして、もっも大きな景福宮の姿を眺めていると、韓流時代劇の世界にいるような気がしてくる。

東大門デザインプラザ(DDP)

ハローapM(ファッションビル)寄りのDDPミュージアムから北方向を望む。奥に見えるのがDDPアートホール

東大門デザインプラザ(DDP)は、日本の新国立競技場のデザイン案が採用された(その後、白紙撤回)ことでも知られている建築家ザハ・ハディッド(2016年没)が設計したもの。

その姿は地球に舞い降りてきた巨大宇宙船のようで、SF映画好きにはたまらないビジュアルだ。

デザインの殿堂だけあって、バエるスポットは枚挙にいとまがない。

DDPミュージアムの造形階段を地上4階から観たところ

ピンクのススキと希望展望台(ハヌル公園)

ハヌル公園で毎年9月末から11月頃まで楽しめるピンク色のススキ(ミューレンベルギア・カピラリス)

ワールドカップ競技場の隣りにある蘭芝島は、1990年代半ばまでは8.5トンのトラック1300万台分のゴミがうず高く積まれた近づきたくない島だった。

しかし、1996年から浄化事業が始まり、20年がかりで緑豊かな『ハヌル(空)公園』に生まれ変わっている。

季節ごとに公園全体の色合いや実る果実が変わり、散歩しながらの撮影が楽しい。