幼児でも「決められた時刻を守る」ことは大事
登園時刻を守ることも同じです。
「まだ義務教育が始まっていないし、小学生じゃあないんだから、まあいいわ」といつも遅刻させていたとしましょう。お友達が部屋にいて皆で朝の歌を歌っている最中にガラリとドアを開けて入っても「なんだか気まずい」という感覚が持てなくなってしまいます。
大人でもいつも必ず遅れてくる人っていますよね。口では「ごめん、ごめん」と言いながら毎回繰り返す人。そういう人は時間に遅れても焦ったりすることはありません。みんなの時間を奪う“時間泥棒”になっている自覚がないんですね。小さい頃からの悪習慣の積み重ねだったりします。幼児でも「決められた時刻を守る」ことを体験させていきましょう。
それから、提出物もいつも親が出し忘れて「ママに持ってくるように伝えて」なんて先生から子どもも言われ続けると「別に期日なんか守らなくてもいいんだ」と思ってしまうかもしれませんよ。
マニキュアや染髪も、“幼児のだけいい”は無理
小学生になるとマニキュアをしたり髪を染めたり巻いたりするのを禁止されます。
そんなとき「これが許されるのは幼児の間だけだから」とこれらをさせていたとします。
でも、これも親の勝手。子どもは今まで良しとされていたものを6歳になって禁止される意味がわかりません。それから、皮膚が大人とは違う子どもですから、身体の健康のためにも化粧、髪の毛を染めること、マニキュアなども避けた方がいいですね。
まとめ
生まれたまま本能の赴くままに自由に伸び伸び育てすぎると、物事の善悪がわからない子に育ちます。これでは人間社会の中で生活するのに困ったことも多くなります。そこで、生まれてから4年も5年も経過して親がしつけをスタートしたとします。
でも、この段階では子どもは素直には従いません。そうなると、親のしつけの方法もエスカレートせざるを得なくなり、罰を与えたり、怒鳴る叩く方法をとるしかなくなります。ちょっと開始するのが遅すぎたのですね。
ただし、その中でも例えば「食事を手づかみで食べる」など、まだ手先が器用ではないのでできないことまで要求しないように年齢に応じてしつける内容を変えることも大切です。0歳からまだその段階ではないのに「しつけ!しつけ!」と極端に走らないように注意することも必要ですよ。