そこで「この子の良いところはなんだろう」と考えてみました。すると……
- ○勉強ができなくても、教室にはやってくる
- ○忘れ物をしても、休まずやってくる
- ○学校で給食は残さず食べているようだ
- ○休み時間は生き生きとした顔で遊んでいる
などたくさん良い面が出てきました。 “学力”とか“集団行動ができるかどうか”の狭い枠組みで見ていたのでほめるところが見つからなかっただけなのです。
そこで、これらを口に出してほめてやりました
- ○お休みしないで来ていて立派だよ
- ○(忘れ物をしたものには注目しないで)ハンカチを持ってきているね(*唯一、持ってきている物に注目する)
- ○雨なのに来たんだね。顔を見ることができて嬉しいわ
- ○食欲があるんだね。大きくなれるね
すると、みるみる態度が変わってきました。「期待されている!」と感じたのか「もっとほめてほしい、もっと認めてほしい、もっと僕に注目してほしい」のオーラをビンビンに出していました。
認められることが意欲につながる
©あべゆみこ
子育てではやって良いこと悪いことを教えるために叱ることも必要ですが、認められたり、ほめられたりすることがなければ生きていて楽しくはありません。
どんな子だって必ず悪い面もあればよい面もたくさんあります。実際、自分に置き換えてみたらそうだと思います。そんなとき短所ばかりに目がいってしまい、そこをほじくり返しても自信や意欲をなくすだけです。
リフレーミング法を使ってわが子のほめる材料を探してみませんか?
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