3『15℃』
<白あんのあんぱん×カプチーノ>
同じく代々木八幡にある大人気ブーランジェリー「365日」の姉妹店。有名イタリアンやレストランにも卸している「カフェ ファソン」のコーヒーを使用しているのが特徴。パンだけでなく、ケーキやスイーツ、和食や洋食など、幅広いメニューを取り揃えています。
平岡さん「こちらのお店のオーナーは、オリジナルブレンドを作るのがとても上手で、そのお店ごとに合うブレンドを提供してくれます。
ファソンのコーヒーを使っているというだけでここのお店はコーヒーへの信頼度がとても高い。『15℃』のパンだけに合った、とっておきのオリジナルブレンドを楽しめます」
・『15℃』
住所:〒151-0063 東京都渋谷区富ケ谷1丁目2-8
営業時間:月曜~日曜/7~20時
電話番号:03-6407-0942
4『3丁目のちいさなパン屋さん』
<クロワッサン×パン好きのカフェオレ>
新宿三丁目にあるかわいらしいパン屋さん。『パン好きのカフェオレ』は、パン屋さんを中心に販売されている、パンに合わせるために生まれたカフェオレ。
平岡さん「こちらのクロワッサンは、外のパリパリをくぐり抜けるともちもち生地のゾーンがとても広いです。何層にも重なった生地が織りなす弾力が美味しい気持ちいい。そしてなんといってもバターの香りがコーヒー欲をそそります。
優しいバターの香りと『パン好きのカフェオレ』のミルク感が非常に相性がいいですよね。朝ももちろんいいですが、食べ応えもあるクロワッサンですから、ランチに食べていただいて午後の仕事の活力としていただいてもいいのではないでしょうか」
・『3丁目のちいさなパン屋さん』
住所: 〒160-0001 東京都新宿区新宿5-15-7 東晃ビル
営業時間:月曜~土曜/8~20時/日曜定休日
電話番号:03-5361-8686
ベーカリーで楽しむ“アレンジコーヒー”に注目!
今回紹介した4店舗では、カフェラテやカフェオレなど“ミルク多めのコーヒー”がラインナップされています。実はいまミルクコーヒーが注目を集めているそう。じわじわ広がるミルクコーヒーの人気には、どのような背景があるのでしょうか。
平岡さん「ミルクがたっぷり入ったミルクコーヒーは、カフェオレの一種。カフェオレは、コーヒーを飲む上でより美味しく楽しむ“アレンジコーヒー”のひとつのジャンルです。
一昔前は“コーヒー好き=ブラックコーヒーしか飲まない”といったイメージがありましたが、最近はアレンジコーヒーが広がって、ミルクコーヒーを出すお店や商品も増えている印象があります。
かつてはコーヒーが苦いから飲みやすくするという考え方でしたが、今はより豊かな香りやまろやかさ、コーヒーが持つ側面の引き出し方が求められています。
ミルクだけでなく、黒糖やライムなどと合わせてコーヒーを引き立たせる動きも多くなりました。
こうしたアレンジコーヒーの広がりの背景には、誰でも自分が本当に美味しいと思うコーヒーを飲めるようになった時代の変化や、食文化の多様性の広がりがあると思います。
コーヒーの美味しさをまず知ってもらう入り口として、そしてコーヒーをより自分らしく楽しむ手段として、アレンジコーヒーは今後もコーヒー業界において非常に重要なキーワードになると思います」
“アレンジコーヒー”をきっかけに、今後もますます充実していきそうなパンとコーヒーのおいしい関係。まずは今回ご紹介した4店舗から、お気に入りの組み合わせを見つけてみては?