クレクレ星人!?なモンスターワーママ
出産すると、「産後ハイ」といわれる、通常と異なる精神状態になりやすく、普段は言わないようなことを言ったり、したりすることがあります。
これと同じように、産後仕事に復帰したときも、子どもを出産する前には言わなかったであろう言葉を言ったり、周りを顧みない行動をとったりする人がいます。
確かに、仕事をしながらの子育ては大変で、周囲の協力は不可欠です。
でも、その協力を当然のことと思っていては、せっかくの好意を無にしてしまいます。
人は、相手が「やって当然」と思っていることがわかると、一気にやる気が削がれるものです。
モンスターワーママといわれる人は、権利ばかり主張して、自分が受け取るものは「すべてもらって当然!」と普通に受け取り、相手に対しては「何もあげなくてもいい」と思っている人です。
人からもらうことばかり考えている「クレクレ星人」が、そのままモンスターワーママになるのです。
「返報性の原理」という心理が働かない
人から好意を受けると、お返しをしたいという感情を抱く人の心理を「返報性の原理」といいます。
筆者の話で恐縮ですが、楽器屋さんで楽譜を眺めていたところ、店員さんが来て、とても親切に希望の練習法が載っている楽譜から、空き時間にできるピアノの練習法まで教えてくれました。
その結果、見るだけで買うつもりがなかったのに、楽譜を買ってしまいました。
これは、相手の優しさや好意などを感じると、何らかのお返しをしたくなる心理が働いた例といえます。
(詐欺の手口でもこの原理を利用したものがありますので、要注意)
人は通常、何かを与えられたらお返しをしたくなるもの。
それを全く感じないモンスターワーママは、相手の立場に立てない自己中心的な人といえます。