自分で撮るなら!着物撮影のコツ
[お話をうかがった人:富沢さん、カメラマン 升谷玲子さん、宮川久さん※以下升谷さん、宮川さん]
- 着物は裾が開くと綺麗に見えないので風の当たる場所を避けて撮影すると良いでしょう。また日がかんかんと照っているところで撮影すると表情がしかめ面になる場合も多いので避けるといいです。(話:富沢さん)
- 3歳の場合、たくさん話しかけて、たくさんシャッターを切ります。(話:升谷さん)
- 着物姿が玉砂利に溶け込むので玉砂利の前は避けましょう。(話:宮川さん)
- お参りということが分かるように、神社の本殿の前や鳥居の前に立たせ、背景がぼやけるように少し遠くから撮ります。(話:宮川さん)
- 3歳、5歳のお子様には「好きな動物な~に?」など好きなものを聞き、例えばキリン、と答えた場合、続けてどういうところが好きなの?と会話を続けながら撮影すると良いでしょう。※なんでも続けるとうまくいきます!(話:宮川さん)
親の装いはどうしたらいい?
洋服で構いません。現在ではご両親、祖父母とも洋服の方が断然多数派です。
ただ、記念写真に着物姿の方が入っていると少しだけ重厚感と特別感がでるので、もしお母さまも着物に興味があればこの機会に着てみてもいいかもしれないですね。(話:富沢さん)
■お話を伺った人
富沢輝実子(とみざわ・きみこ)【着物専門家】
老舗出版社キモノ専門誌で40年の編集経験。副編集長を経て現在「染織・絹文化研究家」として執筆、大学やカルチャーセンターなどで授業を行う傍ら、海外国内ともに講演、デモンストレーションを行う。
石山美津江(いしやま・みつえ)【着付け専門】
様々な女性誌、テレビで活躍する和装着付け第一人者。政財界の著名な婦人方や女優など多くの方々の着付けを担当。着付け教授も行う。
松原志津枝(まつばら・しずえ)【着付け・ヘアメイク専門】
様々な有名女優のヘア・メイクを多く手掛け、雑誌やテレビ、映画、CM]などで活躍中。海外でのデモンストレーションも行う。
升谷玲子(ますたに・れいこ)【カメラマン】
高級女性誌を中心に活躍中。雑誌の表紙なども手掛ける。静物写真を得意とするが旅もの、食もの、ファミリー写真も得意。
宮川久(みやかわ・ひさし)【カメラマン】
様々な女性誌を中心に着物だけでなく、伝統芸能、ファッション、料理、旅行など幅広いテーマで活躍。光の捉え方、一瞬の表情の捉え方が抜群に上手と定評がある。また多くの海外取材をこなす。