屋外写真やお風呂場写真も

鎌田:前回の開催前の2015年12月ごろに、私から黒澤さんの方へ、何か一緒にやりませんか、と声をかけたんです。それ以前に黒澤さんから撮ってもらったとき、カワイイ表情で撮ってもらえたので。

前回の展示品サンプルも見せていただき、比較してみた。ベージュの下着などで、一瞬「あれ、ハダカ!?」と見間違えてドキッとするものも多かった前回。今回は白などハッキリ「着ている」とわかるものが多く、より「カワイイ」の方に特化しているのがわかる。

一方で、屋外で撮られた写真や、浴槽の中で水に浸かって撮られたものも。見る者の妄想をかき立てる余地は、格段にパワーアップしている。

黒澤:撮影場所はひとりひとり違います。4日間で撮影したので、1日で複数のスタジオを回りました。

鎌田:お気に入りの衣装は……どれだろう? お風呂に浸かった近衛りこちゃんの衣装とか、水に馴染んでいて、撮影のときも「クラゲみたいだね」って言っていました。

黒澤:お化粧や髪型などは、プロのメイクさんが担当されています。ひとり1~2時間くらいの撮影でした。

できあがった写真は、「どれも雑誌の表紙にしてもいいくらいの出来栄え」と鎌田さん。会場では写真集が1冊2,000円で買えるほか、展示パネル自体も1枚10,000円で購入可能だ。

ブロマイドつき限定コラボメニュー

会場ビル1階のカフェ「さるやすみ」では、サバ丸ごと一匹を使った「名物!さばさんど」や、写真展開催期間限定の特別コラボメニュー「シースルーパフェ」が販売されていた。それぞれのメニューには、鎌田紘子さんのブロマイドも付いてくる。

自分でもモデルをやりながら、これだけのものをプロデュースした鎌田さんには驚かされる。苦労した点を尋ねても、特に何も出なかった点も印象的だった。本当に自分たちでも楽しいと思える企画だからこそ、苦労話も出てこないのだろう。

また次の展覧会が行われることを期待したい。

取材/平原学
撮影協力/植木裕貴

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