【第3位】『天才バレエダンサーの皮肉な運命』満足度:87.4点
俳優:4.9
ストーリー:4.5
音楽:4.7
演出:4.5
マリインスキー劇場の舞台監督や美術などを手掛けているロシアの新鋭アンナ・マチソン監督が、かつては天才と名をはせたバレエダンサーを主人公に、華麗なるロシアン・バレエの光と影を描く『天才バレエダンサーの皮肉な運命』が観客満足度で“銅メダル”獲得。
俳優部門が4.9という高得点をたたき出しているが、傲慢で尊大な主人公の性格の悪さに不愉快さを覚えつつ、その変化に引き込まれたという声が多数!! 男優賞の受賞の期待も高まる。
「ロシア映画の印象が変わった」という声も多く、演出、物語、音楽など総合力の高さにも称賛が。
十分にグランプリを狙える高い評価を得ている。
【第2位】『ミスター・ノー・プロブレム』 満足度:88.0点
俳優:4.8
ストーリー:4.3
音楽:3.9
演出:4.7
モンゴル自治区出身のメイ・フォン監督のデビュー作で、近代中国の文豪・老舎の短編小説をモノクロで映像化した『ミスター・ノー・プロブレム』が満足度88.0点の高得点で第2位!
「白黒なのに“色”を感じさせてくれた」という、美しいモノクロ映像への称賛と共に「ゆったりとした中で、最後にピリリとスパイスの効いたストーリー展開が素晴らしい」など、この映像に見事にマッチしたストーリーを評価する声も多数寄せられた。
『天才バレエダンサーの皮肉な運命』と同様に映像、音楽、演技力、演出が見事に融合し、映画ならではの豊かな表現がなされており、どちらかと言えば地味な文芸作品でありながら2位という高い評価を得た。
【第1位】『空の沈黙』満足度:89.2点
俳優:4.7
ストーリー:4.6
音楽:4.2
演出:4.7
満足度90点越えはならなかったが、圧倒的な支持を集めて満足度1位に輝いたのは、重くつらい心の傷を負い、極限まで追い詰められた夫婦の姿を心理スリラーとして描いた『空の沈黙』。
冒頭からかなり、ショッキングなシーンが描かれているが、そこからの展開にガッチリと心をわしづかみにされたという観客が多く「息詰まるサスペンス!」「サスペンスに夢中になった」といった声が多く寄せられた。
光や音、さらにはモノローグを巧みに使い、スリルを高めた監督の手法に対する絶賛の声も多数。
さすがに選び抜かれてコンペにノミネートを果たした作品とあって、全16作品中ベスト10の作品は全て満足度80点以上というハイレベルの戦いとなった。
社会問題を描いた作品が多い中で、上位には物語だけでなく、映像、音楽などの要素が融合した総合力の高い作品がランクイン。特に『空の沈黙』は心理スリラーで見事に観客を魅了し1位を獲得した。
グランプリ受賞となれば、2年連続でブラジル映画が受賞となるが果たして…!? 観客賞、俳優賞などの行方も気になるところだ。
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