不安が口から洩れそうになったとき…

 

「うんっ、コレ全然だいじょぶ!ただデッカイだけ!」

とバッサリ言い切ってくださったエキスパート医師・C!

「うん、何度見ても、問題は無いし、デカいだけですね。」とエキスパート医師・AとB。

「はは…デカい…だけですか~~あはは…よかった…」とワタシ。

「俺が…デカいから遺伝なのかな(笑)」と旦那。

「だから言ったじゃない!アンタは心配しすぎなのよっ!!」と呆れる母。

「あはは…あはははっ」和やかなムードに包まれる検査室。

コレも大袈裟に騒いだ意識過剰な妊婦の赤っ恥体験でした。

 

結局そのままなんの問題もなくすくすく2週分デカいままで育ちました。

追加で妊娠糖尿病の検査もしましたが問題もなし。やはり遺伝かと…

現在も1歳3ヵ月にしては全体的にデカいです。

旦那とワタシの体格からしてきっと未来はガチムチ系かと今から楽しみです!

その3・『子宮頚管が短い! ? 絶対安静ギックリ腰事件』

『子宮頚管』とは、ええと…ザックリ言うと赤ちゃんがいる子宮の出口にある細い管のことです。

その『子宮頚管』の子宮(赤ちゃんのいる)方を『内子宮口』、膣(外の世界に近い)方を『外子宮口』といいます。(雑な説明でスミマセン…)

それでですね、この子宮頚管がみなさん最初は平均で3.5cm~4.0cmあるんですってよ。

それが様々な要因で短くなったり、長さが戻ったりするんですが、ワタシの場合は妊娠8ヵ月の、まだまだこれから赤ちゃん大きくなるぞ〜!って時に産科の先生に

「子宮頸管が2.7㎝なのであまり無理な運動や家事はしないで安静にしててね」と言われまして。

「え!? それは切迫早産の可能性があるってことですか!?」と聞くと、

「うーん…、Chaccoさんの場合、子宮口はしっかり閉じてるから赤ちゃんが出てきちゃう…ってことは無いけど、1週間後また来てもらって子宮頚管2.5㎝切ったら入院かなっ(ニコッ)」


ぎょええええええ長期入院は嫌だあああああーーー(今までしたことないから人一倍怖い)

そこからワタシの『子宮頚管の長さカムバックキャンペーン』がスタート。

 

旦那や母親からは「いや、無理しない程度にってことは多少、家事や散歩くらいは動いても大丈夫でしょうに…」という空気をヒシヒシと感じましたが、

「絶対に2.7㎝を死守するんじゃい!!まだまだこの先も妊婦生活は長いんじゃ!なんなら絶対安静効果で3.0㎝まで戻しちゃるわぁ~~!(燃)」と息まくワタシ。

口を開けば「安静にしないとシキューケイカンが!シキューケイカンが!!」と騒ぎ倒し、そのヤル気が空回って翌日、ギックリ腰になりました(もはや意味不明w)

 

『強制絶対安静生活』を手に入れたワタシは母に来てもらい、旦那の助けも借りてずぅぅーーっと横になる日々…

昔、買って押し入れにしまってあったニンテンドーDSで糸井重里さんの名作『マザー3』をひたすらプレイし続け、腰は治り、無事にゲームのエンディングまでたどり着いた1週間後…

ドキドキしながら診察台にて触診を受けると、先生から

「子宮頚管2.7㎝ちゃんとあるね。子宮口もしっかり閉じてるし。入院しなくても大丈夫(笑)」

うおおおおおお良かった~~~~!有難う(?)ギックリ腰!

そして体調も安定してきたので、その後は安静にしつつ無理ない範囲で家事をこなしていました。

驚いたのが、その2週間後にフツーに妊婦検診受けたらですね、

「子宮頚管2.8cmだね。少しだけ戻ってるよ。」という産科の先生。

「はっ、はいーー!?」

軽く動いてたのに伸びている不思議!

「ほら…だから最初に無理しない範囲で動くなら大丈夫じゃないの?って言ったじゃん…」という空気をヒシヒシと出す旦那!!いやホントごめん…

またしても大袈裟に騒いだ意識過剰な妊婦の赤っ恥体験です…(汗)


ただ、子宮頚管が短くなったときに安静が必要なのは確かで、それでも短くなってしまう人と、ワタシみたいに運よく動いてても戻る人と、正直、妊婦さんひとりひとりで全然違うようです。

妊娠中、どれが正しい選択だったのかは産んだ後も分からないものですね。


こんな赤っ恥ばかりだったワタシですが、やっぱり『妊娠期間中くらい大袈裟に騒いでもいいじゃない。後で赤っ恥かいても笑い話になるじゃない。だって2人分の命を抱えてるんだから!』と思ってます。

実害こうむって振り回される身内には本当に申し訳ないですが…(反省)

そのおかげ(?)でこうして可愛い息子が目の前にいるので、

にっ…妊婦さんは大袈裟くらいで…いいんじゃないかなぁ~~?

(いいともーーー)←ココロの声

つづく

 大手出版社から単行本を数冊発表し、現在は休業中の(元)漫画家。アシスタント業をメインにしながら、主婦業とお母さん業でも大忙しの毎日。夫である鈴木妄想とオタクトークで燃え上がるのも日課。息子の笑顔と各国アイドルのPVを見て癒されている。

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