吐き出すことによるストレス発散が必要!同じ悩みを共有できる仲間を持とう

先輩ママに相談して解決するのならばいいのですが、相談しても、こんな風に言われてしまうことがあります。

「子どもなんてそんなものよ。そのうち落ち着くから大丈夫よ」

「うちの子はもう小学校高学年になって私のことうるさがって近寄ってくれないのよ。甘えてくれる幼児期が華なのよ」

「ママなんだから、頑張って」

でも、それで一瞬ほっとはするかもしれませんが、家に帰ったら子どもと向き合い気持ちが戻ってしまいます。鬱病患者が「元気出して」「頑張って」と励まされても「これ以上どう頑張れって言うの」と追い詰められる心の状態と似ていますね。

そんなときは今の辛さ、悩みを自分のことのように感じてくれるママに話を聞いてもらった方がいいかもしれません。

「ううん、わかる、わかる。その気持ち。うちも全く同じ状況よ」と言われた方が「ああ、私だけじゃないんだ」と思い気分が上向きになったり、どこのオムツがいいだとか、夕飯作るの面倒だとかどうでもいいことを話したりすることで、案外、心は解放されていきます。

お互い心の内を吐き出すだけでずいぶんと楽になるものです。それは解決することが目的なのではなく、吐き出すことによるストレス発散が必要だからです。

無理にプラス思考にならなくてもよい

“ママは家族を照らす太陽であるべき”とか“前向きに”とか“ポジティブシンキング”の呪縛から解放されましょう。

沸き起こる感情に蓋をしないで、しんどいときは愚痴を言い、悲しいときは泣き、悔しいときは怒る、こんな風に自分の感情を素直に出すことが大切です。

無理して笑顔を作ったり、こうであらねばと課題を課したりすることは、今の自分を否定することになり悪循環に陥ります。

気分転換が問題から目を反らすだけになっていたら、なかなか気持ちは変わりません。

自分の気持ちに悩みを共有できる友達にぶつけてみたり、たわいもないお喋りに興じることって凄く効果があったりするんですよ。

悩みを直視することはむしろ、大切なことなのではないでしょうか。

今は自治体での育児支援が整ってきています。親子で一緒に参加し、同年齢の子を持つ親と交わる機会もたくさんあります。積極的に足を運んでみませんか。