そうですね。
私は他のチームの公演を観たことはあっても、客席で観たことはこれまで一度もなくて。だから、パフォーマンスで伝わる迫力を、ファンの人と同じように感じたことはなかったんです。
だけど、劇場公演を実際に客席で観たら、“また来たい”って、たいていの人が思ってくれると思うんです。
毎日舞台に立っているメンバーからしたら、100％の力を出し切れない日もあるかもしれない。でも、そういう日であっても、舞台と客席のあの近さとか、音楽のボリュームとか。
あのパフォーマンスの迫力は、初めて観た人に“もう1回来たい! ”っていう感情を、きっと持ってもらえるものだと思うんです。
そういう“魔法”が、今も劇場にはあると思ってます。“劇場マジック”だと思う。
ーーたしかに、その魔法にまたかかりたくて、再度劇場に足を運びたくなるというか。
そう。それで何度か通っているうちに気づいたら、“あの子が好きかも”って、なっていって。それで応援していく、っていうこともあると思う。
もちろん、私のファンの方でも、テレビとか他のメディアを見て好きになってくれた方もたくさんいてくれて、嬉しいんです。
だけど、劇場でのパフォーマンスを観て“好きになった”って言ってくれると、「もぉ…、ありがとうございますッ!! 」って、余計思ってしまうというか。ちょっと違う意味の喜びがあります。
ーー劇場は、舞台と客席が本当に近いですよね。これまでの「ミラチャイ」連載でも、大きなコンサート会場と、客席が近い劇場の違いについて、話してくれたことがありましたね。（第36回、第71回）
-
[最終回]「ミラチャイ」連載は「人間味のある宮澤佐江」を作った"ホーム"で"チャレンジ"できる場所＆芸能活動を一時休止する理由とできた目標
佐江ちゃんにとって「ミラチャイ」は、「ホーム」のような感覚だった。なぜ今、お休みをするのか、ありのままの思いを話してくれました。約6年間、200回を超える連載の最終回です。
-
[第51回]宮澤佐江「ミラチャイ」連載の6年、200回も続いた理由がインタビューでみえたー仕事、境遇、思いに向き合う
48グループと舞台。2本の軸を歩むなかで出会った人たちが、佐江ちゃんにもたらした、卒業後の大きな変化とは。「ミラチャイ」連載を彩った数々の写真やエピソードで当時を振り返っていくと、約6年にわたる長期連載になれた理由が見えてきました。
-
[第50回]宮澤佐江と「ミラチャイ」連載の6年、200回以上を振り返っていくーやっと笑って話せるあのときのこと
どんなに時間が経っても変わらない、佐江ちゃんの「根っこ」にあるものとは。48グループを出てわかったこと。今、やっと笑って話せるあのときのこと。最終回に向けて、さらに尽きないお話です。
-
[第49回]宮澤佐江が新「ミラチャイ」連載で振り返る、舞台とともに駆け抜けた2年間ー「出会い」と「別れ」さみしさと楽しさ
「これまでやってきたことの答え合わせが、今、できている」。2016年7月の新連載開始から現在まで、『朝陽の中で微笑んで』、公演中の『ZEROTOPIA』など、佐江ちゃんの約2年を振り返ります。
-
[第48回]宮澤佐江が新「ミラチャイ」連載で振り返る、舞台とともに駆け抜けた2年間【大切なお知らせあり】
2年前の7月、リニューアルして再スタートした「ミラチャイ」連載。『王家の紋章』初演にはじまり、現在公演中の『ZEROTOPIA』まで。舞台とともに駆け抜けた、佐江ちゃんの2年を振り返ります。
