あの調味料にも油が含まれている

食品の中でも気をつけたいのが調味料。

文字のごとく“ラー油”は油分がたっぷりです。

そして、カレールウやハヤシルウは、1カケで約9gの油分となり、1日の1/4の油分がルウ1カケだけで摂れてしまいます。

他にも、粒入りマスタードやからし、わさびなど、普段何気なく使う調味料にも含まれています。

そして、油を気にする人がよく使うノンオイルドレッシング。

実はノンオイル=脂質0ではありません

ノンオイルは油を使っていないもののことで、例えばノンオイルごまドレッシングであれば、見える油は入れていないものの、見えない油であるごまの油分が含まれます。

そして、ノンオイルドレッシングは一般的に塩分や糖分が多くなりがちなので、「ノンオイル」という言葉だけで安心しないようにしたいですね。

賢く見えない油を減らす方法

健康的に油を摂取するのであれば、肉と魚を1:1の比率、もしくは魚を少々多めに食べるようにしたり、加工食品を減らすようにしたりすることがいいですね。

自分で作ればある程度は油の量を調整できますし、脂っこい食材は湯通ししたり、蒸し料理にしたりすることで油を減らすことができます。

また、調味料の油も忘れてはなりません。

調味料の代わりに果汁や香草を使って食べるのもいいですね。

そして、加工品などは成分表示をみて、脂質の量をチェックする癖をつけると、自然とどんな食品に多いのかがわかってきます。

 

いかがでしたか。

今回は意外と知らない見えない油についてご紹介いたしました。

油も体には必要なものではありますが、知らない間に摂ってしまって気づいたら摂りすぎになっていることもあります。

特に油は旨味でもあるので、油を多く含む食品や油で調理した料理はおいしく感じてついつい食べ過ぎてしまうことも。

今一度、見えない油についても理解して、食べる量に気をつけるといいですね。

株式会社Luce 代表取締役 管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活躍。書籍を3冊出版。本サイトではヘルスケア、食事・栄養、美容系を執筆。