その言葉通り、話すことだけではなく、態度もしかり。次のコーナーでは、ファン5名とボゴムがロマンチックなシーン――肩を組んで写真を撮る、コートで包むコートハグ、顎クイ、バックハグ、冠を被せる――を再現。一人ひとりの目をしっかり見て、眩しい笑顔を向けるボゴム。握手にハグに、これでもか! とファンの心をわしづかみにしていく。
そして、1部を締めくくる歌での“出来事”。『応答~』のサントラから『毎日君と』と『少女』を熱唱。『少女』の最後のフレーズで、目を真っ赤にしながら顔を歪ませるボゴム。……そのキラリと光るものは純粋さの象徴か。またまた、心が洗われ……。
1部では開眼できそう(!?)だったが、2部では、緊張もほぐれたボゴムの可愛らしい一面が次々飛び出した。
ソン・ジュンギや防弾少年団など、親しいタレントからのメッセージ映像を挟み始まった2部。まず、客席後方から、歌いながら登場したボゴムは、ファンの笑顔にハイタッチで応え、ハッピーを撒き、続くコーナーで、日本のお茶漬けと団子を試食。パプ・ボゴム(パプ=밥=ご飯)、モク・ボゴム(モク=먹=食べる)の異名を持つボゴムらしく、ステージにも関わらず、好物の明太子をお供に「おいしー!」を連発。もぐもぐが止まらず、まさかの完食。団子も、みたらし、ごま、ずんだ、あんこを「おいしー」ともぐもぐもぐもぐ……。ずんだについて「韓国の緑の豆と同じ味がします!」。ごまについても「韓国の黒ごまの味がします!」。……いろいろなツッコミをしたくなる気持ちは置いときつつ、素直なボゴムに胸キュンも加速するばかりだ。
ちなみに、アジアー・ツアーの他国では、このコーナーで料理を振舞っているそう。しかし、日本では、1名にブレスレットを作ってプレゼント。大ヒット映画『君の名は。』を観たそうで、互いを“結ぶ”意味を込め、「これを着けて、ときどき僕を思い出してくれたらうれしいです。次に会うときには、これを着けて手を振ってくださいね」とファンの手首にしっかりと……。