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徹頭徹尾「たーのしー!」リリックと歌声を偏愛したい!

次は、歌の魅力に迫ってみましょう。こちらは、アニメに出演している女性声優さんが、それぞれのキャラクターを演じつつ、歌唱を担当しています。

曲間に各キャラの台詞パートが挿入されるなど、キャラクター性を重視した作りとなっているのも特徴で、この曲の一番のパンチラインである「けものは居ても のけものは居ない」を始めとする優しく、ピースフルなフレーズの数々も強く強く印象に残ります。

この辺りは、「作詞家」としての大石さんの才に要注目です!

若手声優陣によるユニゾンを多用した歌は、何とも言えない初々しさに満ちたフレッシュさを兼ね備えており、どこまでも明るく、優しい歌詞が、より一層の情感を持って胸に飛び込んできます。

リズミカルでポジティヴなキーワードを駆使したリリックの数々は、その言葉だけでも"ポップ"としての高い完成度を有しており、それらが前述した、ロックなサウンドや声優さんの歌声に乗せてリスナーの耳を刺激するわけですから、その破壊力は言わずもがな、です。

個人的には、2番で顔を出す「みんな自由に生きている そう 君も飾らなくて大丈夫」という歌詞が、お気に入りの一節。『けものフレンズ』の自由な空気感を体現すると同時に、現代社会を生きる私たちの心にクリティカルに響く非常に強いフレーズだと思います!

ミュージシャン、大石昌良のセンスがリスナーを魅了する『ようこそジャパリパークへ』は、底抜けに明るい楽曲でありながら、聴き込めば聴き込む程、ポップミュージックとしての美しい設計に唸らされる一曲です。

アニメ本編の今後の展開と併せて、是非とも、そのサウンドの素晴らしさに注目していただければと思います!

都内在住の極々平凡なサラリーマン兼、アニメ、音楽、プロレス、映画…と好きなものをフリーダムに、かつ必要以上に熱っぽく語るBLOG「さよならストレンジャー・ザン・パラダイス」管理人。永遠の"俺の嫁"である「にゃんこい!」の住吉加奈子さんと共に、今日も楽しいこと、熱くなれることを求めて西へ東へ。