離乳食がワンパターンにならないようにするコツ

離乳食がワンパターンになってしまうという悩みの声もよく聞かれます。何かコツのようなものはあるのでしょうか?

YASUYO「いろいろな野菜をフリージングして組み合わせを変えたり、とろみをつけたりして食感を工夫してみるといいでしょう。

離乳食が進むと、徐々に好き嫌いが出てきます。『うちの子はこの野菜苦手だな』とわかってくると、どうせ食べてくれないだろうと思って、その食材を使わなくなりがちです。

そのため、必ず食べてくれるであろう食材に偏ることが多いので、意識して苦手な食材を含め、多品種の食材を食べさせるようにしましょう。

そうすることで、レパートリーも増え、赤ちゃんも色々な味、食感を感じることができます」

離乳食を食べない!どうすればいい?

続いて、赤ちゃんが離乳食を食べなくて悩んでいるママに向け、アドバイスをいただきました。

YASUYO「必ず食べるようになります。離乳食の前に授乳したり、野菜ジュースなどをたくさんあげてしまったりしないように注意しましょう。

食べないのは、ママが食べてほしいタイミングと赤ちゃんが食べたいタイミングが違っているだけ、ということもよくあります。時間を変えてみたり、食器を変えたりして、離乳食がすすむ環境を整えることも大切です」

時に、白いご飯を食べないことがあるようです。そんなときはどうすればいいのでしょうか?

YASUYO「白いご飯は、味が苦手というよりは、ドロドロの食感が苦手だったりする赤ちゃんも多くいます。その場合は、少しだけ月齢より先に進んだ固さのお粥をあげてみるのもいいですね。

後期の場合は、軟飯の両面をフライパンで焼いて、食感が強く感じられるようになるだけで、食べてくれることもあります。また、出汁を加えたお粥にしてあげると食べてくれる赤ちゃんもいますよ」

離乳食でえづいてしまう!どうすればいい?

離乳食を口に入れたときに、えづいたり、おえっとなったりすることも。その原因と対策をYASUYOさんに教えていただきました。

YASUYO「多くの原因として、赤ちゃんにとっては、まだ食材が大きいと感じたり、固いと感じたりして、飲み込みができないことがあります。

その場合は、月齢よりも少し戻って、小さく、よりやわらかくしてあげるようにしましょう。

後期になると、手づかみ食べが始まり、どんどんと口の中に入れ込んでしまう赤ちゃんもいます。その場合は、しっかりカミカミゴックンをしてから、次の食べ物を口に運ぶように促してあげるといいですね」

離乳食は、初めてだと分からないことも多いですよね。今回教えていただいたことをヒントにして、他にもわからないことがあれば、専門書に当たる、離乳食教室に参加してみるなどして、極めていきましょう!

ちなみにYASUYOさんが開催している白金離乳食スクールでは、ママと一緒にYASUYOさんオリジナルレシピの離乳食や行事レシピ、お誕生日の赤ちゃんがいるときは離乳食ケーキも作り、ママと赤ちゃんで試食するそうです。

少人数制で1回につき4名までなので、お悩み相談もしやすい環境。火曜日は初期中期クラス、水曜日は後期完了期クラスです。

まずはお試し体験から試してみてはいかがでしょうか。

【取材協力】離乳食研究家 YASUYOさん

1975年7月18日生まれ 愛知県出身。全日本空運輸株式会社にて8年間客室乗務員として乗務。結婚、出産を機にFUNFAMを創業。
生後9ヶ月に五大アレルギーを発症した娘の為に、離乳食作りをイチから学び独自に研究。2歳になる頃にはほとんど克服できるまでになる。その経験を生かし、全国で離乳食スクール離乳食スクールを主宰。JA、マルコメ、カルピス、Oisix、三之助豆腐などへレシピを執筆。