3: ときめきよりも、必要性

欲しい! と感じたとき。そこには必ずときめきがあります。しかし、このときめきに従ってばかりの結果がクローゼットデブとなるのです。

ときめきに翻弄されっぱなし状態に、まずは終止符を打ちましょう。

そしてこれからは、欲しい! と思ったときにはすでに持っている服の中から、代用できるものを見つけるようにしてください。

クローゼットデブ状態の人は、おそらくそのときめいたものに似たものを、すでに持っているでしょう。

しかも、人には好みというものがありますから、ときめきは共通。大抵似たようなものを、複数持っていたりするものです。

今あるものを、新たに買う必要性はありませんよね。

必要性のある服以外は買わないことで、クローゼットはどんどんスリム化します。

4: “出番がほとんどない服”は常備しない

パーティーなどいわゆる非日常時に着る、とっておきの時に着る服。

素材はデリケートでお値段も高価。こういった服って、昔は誰しも「ここぞというときに!」と持っていましたが、ここぞというときって、そんなにないですよね。

大抵は、後生大事にとっておいて、最後に来た日もすっかり忘れて、着る人の体型が、顔が変わってしまうか、服自体が古臭すぎて着れなくなるかのどちらでしょう。

いつ来るのか分からない「ここぞというとき」の日のために着る服は、クローゼットに常駐する時代ではありません。

今の時代、最も買わなくていい服は出番が少ない服。

普段着でもそれは同じで、デートの時用、お出かけの時用と、女性は様々な理由で出番が少ない服を増やしてしまいがちですが、これこそクローゼットデブになる原因です。

服を買うのに好都合な言い訳がしにくい今は、買わない服を見極められるだけでなく、出番が多い、本当に必要な服が見極めやすい時期です。

必要がないと感じた服は思い切って断捨離してしまいましょう。クローゼットが片付くとともに、気持ちもスッキリするはずです。

広告・TV衣装を中心に活動するスタイリスト・ライター。パーソナルスタイリストを日本に普及した第一人者であり、サタデープラス、ズームインサタデー等、NHK、日本テレビ、TBS等TV番組出演・監修多数。長男の受験を機に、執筆業に重きを置く。ウレぴあ総研では、ファッションの枠を超えて、2児のママならではのリアル情報・食・旅をお届けしています。@kunie_11