4. 多種多様な運動をしよう
上田「運動の組み合わせは無数にあります。教える人の工夫次第で色々な運動に取り組むことができます。
1つの動きだけでなく数種類の運動を教え、さまざまな経験をすることで、子どもはより楽しく取り組むことができます」
5.対象年齢や希望に合わせて体験させよう
上田「子どもと一緒に行う運動には、子ども向けの楽しい遊びのような方法もあれば、アスリート向けのトレーニングもあります。
運動をする子どもの年齢も考慮しつつ、やりたいことに合わせて体験させてあげることも大切です」
6.成功体験を積み重ねよう
上田「できないことができるようになったという成功体験は、またチャレンジしたいという積極性や自主性を育むことが出来ます。
できないことも一緒にサポートしながら取り組み、成功体験を重ねてみてください」
親子体操のメリット
親子で過ごす時間が増える中、親子で一緒に体操を行うことも多いでしょう。そこで、上田トレーナーに、親子体操を行うときの身体面、メンタル面のメリットを伺いました。
●身体面のメリット
上田「親子で取り組むと、子どもが『運動』とは思わず、遊び感覚でたくさんの運動をすることができます。たくさん運動することで睡眠の質向上、運動不足解消、肥満防止などの効果が期待できます」
●メンタル面のメリット
上田「1人で運動を行うよりも、親子で行うほうが楽しみながら取り組むことができます。一緒に取り組むことで、楽しさを分かち合うだけでなく、安心感も生まれ、親子関係を良好にすることもできるでしょう。
また、1人より2人のほうが、運動のバリエーションが増えて飽きずに運動をすることができるメリットもありますよ」
メリットの多い親子体操。ぜひトライしてみましょう。
自宅で運動するときの注意点
ところで、子どもに自宅で運動をさせるときには、どんなことに気を付ければいいでしょうか?
上田「子どもは元気に動き回りますので、できるだけ安全に取り組めるよう、運動を行える十分なスペースの確保を行ってください。
狭い場所で行える運動もありますが、広いスペースがあると運動の種類も増やせます。足音が響きそうな運動の場合、集合住宅の家庭は階下に迷惑にならない範囲で行ってくださいね。
また、近くに危ないものを置かないなど、運動に応じた環境を設定し、最後まで子どもが安心して楽しめるよう、お父様、お母様は見守っていてください」
親子体操や運動はメリットがいっぱい。ぜひ自宅でできる範囲で、身体を動かして運動不足を解消しましょう。
【取材協力】上田 裕次郎トレーナー
RIZAP KIDS、RIZAP MAMAの専属トレーナー。マンツーマントレーニングジムのRIZAP高松店トレーナーを経た後、RIZAP KIDS、RIZAP MAMAの専属トレーナーとして、3-12歳までの子どもの運動をマンツーマンで指導している。