ふくろうコース

子どもの夜間の急な発熱や、体調変化時の病院への送迎に利用できます。

自分で車を運転して病院まで連れて行くには、子どもを座席に1人にしなければなりませんが、子育てタクシーなら、子どもの病変を確認しながら抱いたままの状態で病院まで運んでくれますから、安心ですよね。

もう1つの隠れたメリット

以上が子育てタクシーの特徴とメリットになりますが、どのコースにも適用される、もう1つの隠れたメリットがあります。

それは「保険」です。

普通のタクシーであれば、乗車中の事故などの補償をする保険内容になっていますが、子育てタクシーは、乗車中はもちろん、降車して目的地に到着するまでに起きた事故についてもカバーされます。

例えばひよこコースを利用して子ども1人で通塾した場合、降車してから塾に到着するまでの道のりで、段差につまずき捻挫をしてしまった、という場合も補償されるということです。

このように、子育てタクシーは送迎だけを支援するのではなく、大切な子どもの命を守るための支援までも行っている、と言っても過言ではないですよね。

そんな支援内容としては素晴らしい子育てタクシーは、今や全国の自治体で、子育て支援の一環として積極的に取り組むところもあるくらいです。

子育てタクシーを利用するには事前の登録が必要ですから、利用したい場合はお住まいの都道府県にある子育てタクシー業者に連絡をして、登録手続きをするようにしましょう。

子育てタクシー、気になる料金は?

子育て世代が子育てタクシーを利用するメリットは、ここまでの説明でお分かり頂けたと思います。

今度は気になる料金についてです。

料金については利用するタクシー会社によってまちまちですが、ここでは東京の日の丸交通を事例にお伝えします。

日の丸交通

13km1時間以内であれば、一律4,650円です。

それを超えるとメーター料金(走った分だけ加算)となります。

この料金には、迎車料金と予約料金も含まれています。

※但し、23区・武蔵野市・三鷹市以外の発着地となる場合は、迎車料金310円と、ドライバー指定料が1,030円追加で掛かります。

東京の普通タクシー料金が1,052mまでは410円で、以降237mごとに80円加算という料金体系を考えると、13km乗車した場合は約4,443円ですから、子育てタクシーが普通のタクシーより特別高いということはありません。

同じような料金で、なおかつ到着地までの保険が付き、子育て教育を受けた専門のドライバーが乗務するという安心までついてくる子育てタクシーは、十分利用する価値があるのではないでしょうか。

現代の子育て世代はとても忙しい日々を過ごしていますが、子育て支援の一環である「子育てタクシー」も上手に利用してみてはいかがでしょうか?

<参考>一般社団法人全国子育てタクシー協会

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。