火を恐れず! 炒めは最後まで強火全開で!

材料の下ごしらえができたら、炒めていきますが、フライパンにかける火は強火全開のままにして炒めるのがコツ。

もちろん、火事になったりしないように、換気扇を回し、コンロのそばに燃えやすいものがないか、確認してから炒めの作業に入ってくださいね。

フライパンを強火にかけて、ごま油を適量落とします。

フライパンを強火にかけて、ごま油を落とします。

フライパンの上の油から、薄い煙が立つようになったら、調味料を和えておいたお肉を投入。

強火のフライパンにお肉を投入したら、火を落とさずに一気に炒めます。

コンロの火は、あくまで強火全開のまま。
お箸で手早くかき混ぜるか、フライパンをあおってお肉を炒めます。

強火のまま、ひたすらお箸を動かすか、フライパンを振って炒めて、赤い部分が8割ほど亡くなったらピーマンを入れるサイン

8割くらいのお肉から赤い色が消えて、火が通ったら、細切りピーマンを入れるサインだと思ってください。

あくまでコンロの火は、強火全開のままですよ。

ピーマン投入。ここでも火は強火のまま。1分を目安に炒めてください。
 

細切りしておいたピーマンを一気に全部加えます。
フライパンをあおって食材全体に火が通るようにするか、お箸で上手にかき混ぜて、食材全体を炒めて1分。
これでできあがりです。コンロの火をとめて、素早くお皿に盛りつけます。

できあがり

できあがり。お肉は柔らかくて、ピーマンは火が通っているのにシャキシャキした本格的な味になります。

お店中華に近づけるポイントのおさらい

もう一度大事なポイントを。強火全開で炒めるのがお店中華に近づけるコツ。
そのため、お肉も、ピーマンもあらかじめ下ごしらえしておいて、すぐにフライパンに投入できるようにしておいてから、フライパンを温めましょう。

炒める時は、強火全開で。
お肉を投入して、仕上がるまでおよそ3分。

お肉に8割ほど火が通ったら、ピーマンを入れて1分そのまま炒め続けると、お店の中華並の風味になります。

少し多めにつくって冷凍すれば、お弁当のおかずにも!

お弁当用に冷凍しておいてもいいですね。一回ぶんをラップでくるんでそのまま冷凍すると、朝のお弁当作りが楽になります。

せっかく作るなら、少し多めにつくって、写真のようにラップで包んで、冷凍しておくといいですね。
朝のお弁当造りの時に、一品足らない時にとても助かります。

冷凍庫から取り出して、電子レンジで1分チンするだけ。
「がっつり食べた感」があるおかずなので、なにかと便利です。
冷凍したチンジャオロースは、再冷凍せず、1ヶ月を目安に使い切ってくださいね。

いかがでしたか? 今回はチンジャオロースを例に説明させていただきましたが、もやし炒めや、ホイコーローのような炒めものでも使えるテクニックです。
ぜひ、試してみてくださいね。

福岡県北九州市生まれ 93年から週刊誌・書籍のライターとして活動。救急医療の現場取材・社会保障問題といった社会派な記事から料理、食べ歩き、映画論評まで執筆ジャンルは様々。児童文学作品を上梓する傍ら、フードコーディネーターとしてメニュー開発なども行う。近著に「さぼちゃんのおぼうし」「うちの職場は隠れブラックかも」。ブログ