マーベル史上最大規模となる大型総合展『マーベル展 時代が創造したヒーローの世界』が、2017年4月7日(金)より六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにて開催中。
日本初公開となる貴重な資料、衣裳や小道具など約200点の展示など、過去から現在に至るまでのマーベルとその世界観が余すところなく紹介され、連日多くのファンで賑わっています。
今回は、この『マーベル展』を開催されている森アーツセンターギャラリー・東京シティビューの企画・運営、風間さんに展示会開催の裏側をインタビューさせていただきました。
「若い人に沢山お越し頂いているのが嬉しい」
お客様の中でも、若い方がたくさん訪れていることが何より嬉しいと語る風間さん。
「マーベルは"マーベル女子"を推進していたり、お洒落なイメージ。
『マーベル展』のお客様を見て、女性人気の高まりを実感しています」
と、手応えを感じているようです。
今回のマーベル・プロジェクト 六本木ヒルズは、六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビューでの『マーベル展』のみならず、六本木ヒルズ全体を挙げてのマーベルとの全力コラボレーションっぷりも見逃せません。
六本木ヒルズ各所ではマーベルのフォトスポットが設けられていたり、各所に隠されたベビー・グルートを2体見つけてスマホで写真撮影を行い、ハッシュタグ #marvel_pj を付けてSNSでシェアすると、マーベル・プロジェクト 六本木ヒルズ限定デザインのオリジナルステッカーがもらえるというお楽しみ要素も。
SNSを活用して、ファンが自然と拡散したくなるような仕掛けについては「かなり意識しました」と語る風間さん。
「日本でももっとマーベル人気を浸透させたいんです。
デザイン性もあって、親しみやすい要素を前面に押し出して、たくさんの方に楽しんで頂くきっかけを作りたいと考えました。」
六本木ヒルズ全体を挙げての一大プロジェクトですが、実はその裏には六本木ヒルズさん側の深いマーベル愛があったようです。
「このお話を頂いた時、実は日本のマーベル人気は他のアジア各国と比べると少し弱いという話があったんです。
でも、六本木ヒルズで大々的にコラボレーションができれば、日本でのマーベルの知名度も高まってくれるのではないかと思いました。
また、六本木ヒルズとマーベルという掛け合わせもとても面白いですよね。」
「お客さんが来てくれるかどうか、夜眠れないくらい不安でした」とも打ち明けてくれた風間さん。
それでも蓋を開けてみれば、連日来場者が詰めかける大盛況です。
風間さんは、「特に若い方が多いのがやはり嬉しい」と嬉しそうに語ります。
『マーベル展』の一押しポイント
そんな『マーベル展』ですが、おススメの見どころを尋ねると「レオパルドンです!」とのこと。
レオパルドンとは、1978年から1979年にかけて日本オリジナルで放送されていた『東映版スパイダーマン』に登場する巨大ロボット。
本国版には無い独自の要素で、スパイダーマンが巨大ロボットに乗って巨大な怪人と戦うというスーパー戦隊シリーズのような展開に、当時の本国マーベル関係者は驚き困惑したという噂。
しかし最近では、全並行世界の様々なスパイダーマンたちが大集合するコミック『スパイダーバース』にて、東映版スパイダーマンがレオパルドンに乗って登場。
日本のファンの間では、「本家マーベルが東映版スパイダーマンを認めてくれた!」と、大きな話題になっていたんです。
そんな知る人ぞ知るレオパルドンの超合金フィギュアが、なんと今回の『マーベル展』に展示物として登場。
風間さんも
「あれが許された!というのは、コアなファンにとってはとても感慨深いポイント。
是非見て欲しいです」
とイチオシ。
5メートルの巨大アイアンマンが見られるのは、六本木会場だけ!
それから、やはりエントランスに堂々と立つ全長5メートルの巨大アイアンマンもオススメ。
「あの巨大アイアンマンが見られるのは六本木ヒルズだけなんです」と語る風間さん。
そう、六本木ヒルズでの『マーベル展』は2017年6月25日(日)までの期間を終えた後日本各地を巡業することも決定しているのですが、この巨大アイアンマンは六本木ヒルズ会場限定の展示物。
「日没後にはライトショーも行っています。
六本木ヒルズならではの夜景とのコラボレーションも見もの。
ライトショーの迫力に、興奮のあまり叫び出すお客様もいらっしゃるんですよ(笑)」
ちなみに、超巨大なアイアンマン、どうやって組み立てたの?との質問は「秘密です」とのこと。